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豊かさとは何か。「物質的豊かさ」と「精神的豊かさ」の両方を兼ね添えるということ。豊かさは手に入れるものではなく引き寄せるもの。装いとマインド(生き方)のヒント満載。

突然ですが、私、2ヵ月半前から足首を捻挫&小指の骨折をしていました。

お客様のアテンドなどではスニーカーで何とかなっても
登壇の際にはスニーカーはさすがに履けず、ずっと杖をつきながら、下駄で過ごしていたんです。

いやはや なかなかの試練であった。

杖&着物リメイクスカート&下駄


よって2ヵ月半が経過した昨日、ずっと足のことを気にかけてくださっていた花千代さんからのご招待で、快気祝いとして、憧れの花千代邸にお招きいただきました。

花千代さんとは この方。ご存知の方は多いと思うが日本が誇るフラワーアーティストであり、彼女が主催するパーティーは毎年超クール。個人的に世界中どこにも無い、人生を楽しむ大人たちが思い思いのファッションで集う唯一無二の祭典だと思っている。

真っ赤なマニキュア。すてき!でも日々お料理をなさっているから爪の短さ、、格好いい。

ちなみに、3月に行われたパーティーのテーマは「キャバレー&GOLD」このときのことはまだnoteにまとめられていないけど夫と共にはっちゃけてきました。

圧倒的存在感の花千代さんです



豊かさって何だろう?


と考えたとき、思い浮かぶ人が数名存在するが、
一番にお顔が浮かぶのが 花千代さんかもしれない。

「物質的豊かさ」と「精神的豊かさ」
の両方を兼ね添えた人、花千代さんの魅力と人間力に迫ることで
ファッションやライフスタイルについての本質的な豊かさのヒントを掴んでもらえたらと思う。


FB投稿で、いつも人気者のりんちゃんのお出迎えも。きゃーかわいい!!



物や情報にあふれ、SNSでは日々の記録を発信し、一見誰しもが平和な日常を送っているようにも見える現代だが、実はゆとりや豊かさの実感が少ないといわれているのが日本国民だ。

若いうちはハングリーで、何もかもが足りない、という精神が押しつぶされそうな状態であっても、満たされないからこそ何かにまっしぐらで追求していく魅力というものがあるだろう。精神的に豊かでなくとも、とがった心の状態がチープだとはいえない。
そのことで逆に将来豊かさを引き寄せる「経験」をしているからだ。

またある程度年を重ね、物質的にゆとりを持てるようになったからといって、イコール精神的な豊かさを兼ね添えているか?となると、はたしてそうだろうか。

自分はまぁまぁ不幸でもプアーでもない、という位置を保とうとするがために大人になって新たな挑戦・変革もしないので年相応の疲れと加齢のみが蓄積されていく。
例えばこれをファッションで言えば、安定をただ纏っていても人間的器やセンスを感じない、ということでもある。

そして豊かさとは、その ふりをしても空しいものでもあるだろう。

というようなことを書くと、
「物質的豊かさ」と「精神的豊かさ」の両方を兼ね添えるなんて住む世界が違う人のはなしでしょ!と耳を傾けない人がいるのも事実だ。
わたくしごときにも、そのようなイメージを持つ方がいるようで、例えば相手が生徒さんなら、このあたりをしつこく丁寧に教えていくのが私の仕事でもある。

(ファッションの学校で表面的なことだけを学ぶと、その行く末は精神的な豊かさから逆に遠のくことが多いんです。)

なので、花千代さんのことも「遠い人」と捉えて、その内情や実際のお人柄にも触れずに、住む世界が違う人の話としてしまうなら、その人の成長はもうそこで止まってしまうでしょう。

変わりたい、といいながら変わらない人の多くは自分の許容範囲で思考も行動も制限してしまう。要は、おびやかされたくない、傷つきたくないといつまでも指をくわえて豊かさを待ってしまうわけです。


人を気遣える優しさ



前置きが長くなったが、私の足の捻挫&指の骨折から2ヵ月半。正直まだ完治はしておらず時々妙にうずくので、一番履きたいハイヒール復活にまでは及んでいない。しかしパンプス程度は履けるようになりほぼ仕事にも支障は無くなった。

その2ヵ月半の復活の間、花千代さんはずっと私の足を気にかけてくださった。とにかくお大事に、とお声がけくださったり、何気なく見ていてくださる心が伝わるのだ。

この事実だけでも、物質的豊かさがないからできない、とはいえないと思う。どんなひとでも誰かを思いやることは可能。

そのうえ快気祝いとして、ご自宅での心温まる最高のおもてなし。

思いやりを、リアル行動にまでされるという信用、、。

振舞われたお料理は、レストランも真っ青、という美味しさ。
もちろんテイクアウトではなくオール手作り。

そのお料理は、ものすごく美しいし美味しいのだけど、工夫された簡単レシピのようで、こちらが感激して声を上げると
「簡単なのよ~~!」とさらっとレシピのヒントを教えてくださる。


ドレスコードはリボーン(再生)よって カラーはグリーン。

足の快気祝い、ということで 花千代さんが考えてくださった装いのテーマ
リボーン(再生)カラーはグリーンでね、ということで、いかにもリボーンな私。笑ワンピースコートのベルトを帽子に装着。


テーブルウエアも あらゆるグリーンで統一

グリーンを貴重とした美しいテーブルコーディネート。テーブルウエアもリボーングリーンに統一。素敵過ぎる。
素晴らしい、レストランも真っ青。驚きの美味しさ。



あぁそう、そうなのよね。服の世界でも同じ。高級=センスがあるということでもなくて、工夫と審美眼でちょちょいとオリジナリティーを発揮できる力。

もちろんもとの素材や縫製、デザインが良ければ出来栄え、仕上がりに差はつくけれど、全体的な気分や雰囲気を纏う、という大切なことにおいては お金の問題以上に大切なことがある。

それよりも 普段から自身のライフスタイルの中で、どう服を扱い、見せかけだけではないスタイルや遊び心をもって試してきたのか?が大きい。

そう、日々の積み重ね、そこから生まれるオリジナル。
料理にその人の味があるように 服にもそれはあるわけで。

お料理そのものの味はもちろん、盛られた器、テーブルウエアの洗練、お料理に最高にマッチしたワインや食後のお茶に至るまでのコーディネーションの美しさ。


厨房に入って、さささっと。感激の手料理を振舞ってくださる姿。クール&ウオーム!!


お料理を作りながら、こうしたコミュニケーションのスマートさも見事。


宴もたけなわ、、パートナーのアニーさんもご帰宅されて、ここでしか聞けない豊かな会話が、、お2人の仲睦まじいお姿にもとても癒されました。


衣食住の大切さ


聞きなれた言葉のようで、実際にこの王道バランスが崩れている人は多いと思う。
それもこれもお金があればね、という感度では、たとえお金があってもスマートなバランスを構築することはできないだろう。

衣 





大事なのは身の丈にあった生活、あるものに感謝し、よりよく改善もしていこうとするマインドと行動。

いえ、何も豪邸に暮らしていなくとも、たたみ4畳半一間だったとしても
そこに存在する物には魂が宿るし、生きる空間の心地よさによって
日々の精神状態や創作アイデア、大げさじゃなく人生そのものに
影響を及ぼすことだろう。

お部屋の素敵さはもとより、あらゆる空間がアートしている。超ハイセンス。
なのに温かみがあり
暮らす人の価値観がにじみ出る。


感謝することはできるはず


そうはいっても、豊かさには程遠いと思ってしまったり
では何をしたらいいのかがわからないという場合、

経済的な豊かさばかりを追わず、人との出会いや大事な人間関係に
感謝をすることはできるかと思います。

この日私は、花千代さんにすごく感謝をしたし、このような機会のきっかけになった足の怪我さえも、なんだか「結果すべてよし!」って思えたのですよね。

でも感謝って、普段から 毎日何らかしらありがとうがあるはずで

つい忘れてしまったり、不機嫌に終わる日もありますよね。

感謝って、頭で考えて、むりやりすることじゃないし感謝するべき、という べき思考では本当に大切なことを受け止めてないことになる。

まずは、今受け取っているものに気づき、不満や文句じゃなくて「素直な心」で、ありがとう!ってことだと思う。
計算したり、利益ばかりを求めたり、こんなはずじゃない、が沁みついていくと、今あるもの、こと、人にさえ 感謝できなくなる。

そして自然に感謝したら、受け取るばかりではなく ちゃんと感謝の気持ちを行動でお返しすること。

The thankful receiver bears a plentiful harvest.
「感謝して受ける者は豊かな収穫を得る」

ウィリアム・ブレイク(詩人、1757-1827)『天国と地獄の結婚』


この日、私は胸の中が感謝の気持ちでいっぱいになって、今までの花千代さんとの関わりも全部が楽しく思い出してもいたんです。
花千代さんを通じて知り合ったスカちゃんや、過去のパーティーでも多々ご一緒してきた慎哉君の存在など、あぁなんてハッピーなんだろう!と
帰りのタクシーの中でジーンとしていたのだった。

そして 豊かだな、幸せだなって思った。


おかげさまで長い間辛かった足の状態も、なんとか回復してきて
リボーンなグリーンスタイルで本当に再生できた気がしました。

以前 花千代さんの還暦パーティーで頂いたサングラス、この日はギフトとしてアクセサリー着けしてコーデ。足はまだ万全じゃないのと、玄関で即脱げるようにサンダルで。裸足でお住まいに上がるなんてことはしないので、ソックス持参で到着直前に車の中で履いた。


豊かさは心の鏡、そして栄養。


ワードローブのオーラが、豊かさがあるか、幸せオーラが漂うかは
私のチェックポイントの最も高い位置にあるものだ。

職業柄、お金があっても孤独で、寂しい方や 閑散としたご自宅を拝見してきたりもしました。そう、ワードローブチェックというサービスがあり
一体どれほどのお宅を訪問したのか、もはや数えることが不可能というほどに。

散らかっていてもハッピーな家庭もあったし 足の踏み場も無いクローゼットを一緒に片付けたこともある。
物に押しつぶされていても、ご機嫌な人もいれば、ちゃんと片付いているのに大切なものが何かわからないと泣かれたこともある。

抱え込んでぐちゃぐちゃなまま、いったいどんな服を持っているのかさえわからなくなっている人、物を捨てすぎて潔癖症になった人もいる。

私はいつも、こうしたワードローブチェックを行う際、一番大事にしている感覚がある。

そのラインアップを見て、豊かかどうか。風通しが良く数が少なくても豊かに感じる人もいれば 有り余る服があっても豊かさどころか貧乏くさい人もいる。(いつも言っているが貧乏はよい。貧乏くさいのはNG)

とても綺麗に片付いていても豊かさを感じず冷たいオーラが漂う場合もあるし、多すぎヤン!と思っても豊かさがある場合は減らしたりしない。

その判断で重要なのは自分軸でしっかり選べているのか?ということになる。マインドレスの状態で選んだ服は、服自体がしょげているものなのだ。

マインドフルに調達したものであれば数が多くても大丈夫だったりする。


ゲストのお2人の装いも最高に豊かであった。
マインドフルな自分軸が気持ちいい。


ゲストの装いにも、温かさと衝撃をもらって、思わず、ほっこり。
リボーンな表現力が独特で、ほんっとうに期待を裏切らない最高のスカちゃん。メイクアップアーティスト・時にドラッグクイーンでもある
スカーレットちゃんの アジサイアレンジ&のオヤネックレスに痺れました。

梅雨なので紫陽花を頭にもって、オーガニックなオジサンを目指したそうです(本人談)
スカちゃんの場合、当たり前に手作りだし、
今日書き綴ったお料理の考え方と通ずるものがありますよね。

というか いつものパーティー時の超ハイクオリティー、濃厚なメイクアップを落としてのホームパーティ使用のお顔、お肌の美しさに惚れ惚れ~~!!!

全身写真、なんで撮らなかったんだろう?



こちらだと、素敵なシースルーパンツも少し見えマスネ!


実はあるプロジェクトでお仕事コラボレーションしたことも 右がスカーレットちゃん。


もうお一方は スローンレンジャー東京のオーナーの 大西慎哉氏。

クラシックを貴重とした3ピーススタイルで。
ジャケットとベストの裏地が、美しいグリーンで粋。
(中央ソファーで寛ぐ姿に、鏡にちょうどベストのバックスタイル、裏地が
写っていますね)

テーラリングのプロですから、作品はご自身で。上品な色目の花柄のシャツもほんのりグリーン。さすがなスタイリングに唸ります。ネクタイはあの伝説のブランド、ルナマティーノ。青春時代が同じな彼とは、その時代のブランドの話には花が咲く。



銀座のスローンレンジャー東京にて。私の大事な顧客をお任せしています。このときはジャケットをオーダー。私はメンズライクなテーラードスタイル。



お三方のドレスコードを様々に解釈してのリボーン表現にも、元気と愛をもらいました。

日々を楽しむ  豊かさを引き寄せる

豊かさの究極、どんな人でもやろうとすればできる、日々を楽しむこと。
自分で自分の機嫌をとって健やかに過ごす。
豊かさのほうから寄ってくる心持や丁寧な暮らし、

そんな心がけと行動の積み重ねが 人も仕事も富みも
引き寄せるのだと思います。

花千代さん、アニーさん
スカーレットちゃんと慎哉君、素敵な時間をありがとうございました。





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