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自然との共生。風の谷のナウシカ鑑賞。ファッションでも急速に求められるサスティナブルについて。

アニメ界で作画監督やってる息子からの強いすすめで劇場にて鑑賞。ほぼ連絡などない息子から珍しく【絶対に見て下さい】とメッセージがきた。
腐海とそこに棲む生物たちとの共生。
コロナは人類が好き勝手やってきたことの代償としても、発生したウイルスなんだと私は思っている。歪んだ政治、歪んだ社会、様々な要因、、。
最初から最後まで涙止まらず、この映画から発せられる壮大なメッセージに耳を傾け、さて自分には何が出来るのかをいつも付きつけられる。といっても私の場合、ファッションから考えるということくらいしかできないのですが。

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劇場での鑑賞を勧めてくれた、息子の話を少し。ある意味この数ヶ月、コロナは全く関係なく、息子は作画を永遠に描き続けていたという事実。その場所が会社か自宅かの違いだけであってノルマは変わらない。クリエーターたちの壮絶な創作活動には頭が下がる。
こうしたアニメ作品の裏で、どれほどの人間たちが日々寝る間も惜しみ、作品作りに精を出し、生み出す試練と戦っているのか、映画館でご覧になられるとき、ふと思い出していただけたら嬉しいなと思う。ちなみに息子はジブリではないが、映画作品に何本か携わり、テレビではアニメ連載をいくつか。何十回も見たはずのナウシカを劇場で改めて見て
人生で一番感動したかもしれないと言っていた。

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トップ画像右端は、数ヶ月に一度息子のアパートを訪ね、これはゴミだと積み上げられた何千枚何万枚にも及ぶ書きなぐり仕事の残骸を母は捨てられず、自宅に持ち帰ってしまったもののごく一部だ。これはまだ画力がタリン!といっていた頃のものだが、彼が今まで書きまくってきたこの紙を全部集めたら家が沈むほどあるんじゃないかと思う。

以下息子鉛筆画 これはアニメ制作会社入社時に送った作品。

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アニメーターたちが命を削りながらも なぜその手を止めないのか?それはやはりそこに心が動く【感動】があり、そして見る人への感動、その心の震えをエネルギーに変えているからだろう。ストーリーやメッセージはもちろん、絵をどう動かすのか?によって伝わり方が変わるアニメーション。
絵を動かすセンスには、独特の感性が必要だと息子は言う。
口数少なく、こうしたマニアックな話をもっと聞きたいけれど彼は口であーだこーだと説明する人間ではない。
ただひたすら、一生のうちで本当に納得する作品を遺す為に頑張っている。そのことがナウシカのように、人々の心を震わせ、人生に、社会に、問題定義となるような鋭く、そして温かなものを。今コロナで疲弊する人々の心に、映像は潤いと勇気を与えてくれている。

やっとファッションの話をしますが、自分に出来ることとして、今年1月、10年以上続いている弊社のスタイリストスクールにて、ファッションエデュケーター学科という新学科を設立。ゼロ期生たちと共に追求したのはファッションにおける【サスティナブル】と【ダイバーシティー】であった。装いの基本や似合うも学ぶが「なぜそれを着るのか?」という大きなテーマを掲げ、その軸となる考えにこの両者を揚げた。この投稿ではダイバーシティーは置いておくとして、全国から集まった生徒さんたちの最終課題はグループで発表することだったのだが、それまでにいたる生徒さん同士の対話の中でも、サスティナブルな考え方と実践は積み上げられ、卒業発表では学校が掲げたテーマが自然に一人ひとりの人生に、そしてこれからの生き方に落とし込まれていたと思う。

画像は ひとつのグループ例。グループは4つ存在。なぜゴミ袋を纏ってのプレゼンテーションなのか?その一部の様子です。私は彼らの発表に心が動き、ナウシカを見たときとはまた違う感動があった。ゴミ袋を着ているのに、その佇まいは美しく訴えるメッセージに泣いた。

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また手作りマスクを作成し、そこに込められためセージと共に撮影も行った。以下その日の風景。私自身も手作りマスクで。生徒さん一人ひとりのマスクにもそれぞれメッセージがあり、何より手作りであることがサスティナブルである。

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学校の様子と、今後の学び、弊社スクールのオンライン授業についての告知はまた別投稿にて、ということにして

皆さんぜひ 風の谷のナウシカ劇場にてご覧下さい。どんな職業に付く人でも今後ウイズコロナの世界になり、元には戻れないとして、今一度ナウシカのメッセージを受け止めたうえで、今、何が出来るのか?

宮崎駿氏ご本人は、漫画でしか表現できないからと映画化を拒否、まだ物語の途中での映画化だったこともあり、映画の評価を60点としていますが、この映画を世に出してくださったことに改めて今感謝したい。

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さて、、もののけ姫も見に行きたいのだが、、上映期間に間に合いそうもないか?!



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