マインドが服を着る。服がマインドを作る。早く人間になりた~い?!。
表面的に装う時代は、もう終わります。
マインドが服を着る時代がきます。いやもう、なりました。
なんのこっちゃわからん、と思うので、
主催しているファッションスクールで出した課題の一部紹介してみようと思います。
パーソナルスタイリストジャパンというプロ育成スクールを15年経営、
何百人もプロを育成し、2年前から、一般の人もごちゃまぜにした「ファッションとマインドの学校」を新しく立ち上げた。
同じクラスに 現役パーソナルスタイリストも存在するし、ヤフーの会社員もいれば、医師やコーチ、大学教授も在籍するという
日本で、いや、世界で唯一無二の、面白いファッションの学校だと自負しています。生徒さんたちは私の誇りだから。
現在MFJ(マインドファッションジャパン)は現在0、1期を終えて2期クラスが46名の仲間とともに学んでいる。ありがたいことに毎期即満員御礼。
順番待ちの人も存在する。
先日第2回目の授業があった。いや~ 楽しかった。
授業は、2年前からオールオンライン。世界各国からも参加で、リアルより遠方からの参加もしやすい環境でやっている。
さて、どんな装い課題が出るかというと
ワークスタイルをグレードアップする
「花と自分・花と自身のマインドをリンク。
ワークスタイルをグレードアップさせよう」
なんじゃそれ?
以下、生徒さんたちに出した課題説明の一部をそのまま記載。
日常のリアルクローズに向き合い、この機会に日常のスタイルをグレードアップさせる。「ハレとケ」 の ケの方の課題になります。いーさん(夫・カメラマン)が写した花の画像の中で 画像から得られるイメージが自分のマインドとリンクするものを1~2枚選び、「自分らしさ」を表現します。
①その花の画像から得られるマインドキーワード(自分はどんな人)を 5~8コあげます。
②ギャップをあげます。ギャップは自己判断ではなく、人からよく言われること。
いわゆる仕事着で「自分らしさ」を表現します。
花から得たインスピレーションを、服装に取り入れるように。
マインドの表現だけではなく 外見の特徴、外見の自分らしさをどう生かしたのかを考えてのプレゼン。※今回は、TPPOSMは 人それぞれ、ということになります。
これ、かなり割愛しているんで なに言ってんだ?わけわからん、とお思いでしょうが、(このnoteをたまたま見た人は特に)まぁ スタイリングから感じてみてくださいな。
ちなみに授業では 一人1分のプレゼンテーションあり。
花画像からのインスピレーションとマインドのリンク
私が40枚ほどの画像から選んだのは以下の4枚。3パターンスタイリングしてみた。(生徒さんはいパターンのみでよい)
スタイリストとしてクライアントのショッピングアテンドに行く際の装い。
また講師として服飾専門学校に行く際などもこんな感じかな。
スタイリングは、体育会系スピリット表現として、ジャージスタイルで。
ジャージはナイキ。スニーカーはニューバランス。
ここにエレガントでインパクトがある花柄ワイドパンツを。(MSGM)
ロングベストとハットでロックなテイストをプラス。
(HE A DEL INER メンズ)
2体目は、この画像・沈丁花からのインスピレーション ジャージバージョンVOL.2 パンツは同じものを使う。
どこにも属さない攻め感と、香りたつ存在感が自身のマインドを刺激する。
自分が育った広島県福山市の実家の庭に咲いていた沈丁花。
綺麗というより個性的で、香りが特徴的だった。
幼心に少し近寄りがたい花だとも感じていたけど、大好きだった。
ちなみに一体めのアヤメも庭に咲くお花だったことも、選んだ理由かも。
撮影日など、アクティブな仕事の際のスタイル。
沈丁花は 寿命があまり長くなく 短くて10年、長くて30年といわれているが 生き急ぐ自分のマインドとリンクするんだよなぁ。。
▼ここで、生徒さんの事例を紹介。キルト刺繍作家の ロコちゃん ↓
3体目は、この画像。花というより蝶々だな。
正直、もうあまり説明しなくても、画像を見て 何かを感じてもらえたら。
存在感のあるレース仕立てのワンピースをベルトで短めに着用し
シーチングにラメ加工という斬新な(ある意味クレイジーな発想、シーチングは商品を作る前に 試し作りするような素材で通常は商品には使わない。こんなもん誰が着るねん、というようなアイデアは 挑戦であり遊びでありデザイナーの魂なんだと思う)ジャケットは、革命、ロックなマインドになる。
ワンピース ビビアンタム
ジャケット マルタンマルジェラ
靴 KENZO
他
ファッションは奥深くそんな薄っぺらいものじゃない。
もし診断とかで全員素敵になるなら、道歩く人全員格好いいはずじゃないか。
こんなことが「ファッション基礎?」と疑問を感じる人も多いかと思うけれど 学び人たちはその深さをしみじみ感じ
本当の意味で、あせっているんです。
何も知らないで、生きてきたなと。ファッションなんて、お洒落センスがあるひとが得をしているような世界で、ちょっと流行を知っていれば勝ち。
あまり浮かず無難に、でもセンスよく着れたら合格。
似合う診断で、どこかの枠に入って、それが似合うと信じ込んでいれば
納得できそうなものかと思っていたのに・・・・
そんなに浅く簡単なものじゃ、ないのね。と。
もしそんなもので何とかなるなら、世の中全員素敵なはずでしょう?
街をすれ違う人が全員お洒落で、似合う服を着て、ちゃんと存在感や個性もあって、振り向きたくなってますか?毎日。
悲しいけど、その次元では疑問があって、自分の本来の可能性はこんなもんじゃないと気が付き始めた多くの人が、行列をなして私のところにいらっしゃるのは
ファッションはもっと深く
また、それぞれの人の「本来の価値、可能性が表現できてこそ」
真のパーソナルスタイリングだということを知りたいからなんです。
お一人お一人に向き合っていると ご予約が半年先まで埋まる状態になり
スクールの在り方を見直した。一般の人も学べる環境が必要だと。
この話はまた。
そして課題Bは更に深いのだけど、説明していたら日が暮れる。
画像とスタイリングから、様々な私と花のリンクをご想像ください。
課題Bは自身のルーツやアイデンティティーと深く関係するものなのです。
これは私の話じゃなく、人類全員が。
私は福山デニムを生産していたアパレルの会社をやってた父
名古屋一宮の呉服屋の母の元に生まれた。
近場の温泉へ。こんな日もどんな日もベースはデニムスタイルに
ロックTが多い。
さて、
マインドが服を着る。
服がマインドを作る。
少しは へーーーこういうことなのか
よくわからんけど 表面的な似合うを簡単に決めるのは、つまんないな、と
感じるなら、貴方は人間なんだと思います。
へ?
うちのスクールでは、学校説明会および、ファッションを知らず、まだ浅い生徒さんに
「早く人間になりたーい」「早く人間になってね」
と毎度語り掛けているのだった。
▼こんな素敵な生徒さんもいますよ。彼はスクール生でありながら
2期生のサポートも兼任。たのもし!
MFJのオフィサー櫻田のnote 毎授業 始まる前に、皆で体操しているよ!?
私が櫻田と都立高校に行く場合は サングラスは取りますが
こんな感じでしょうかね。私も上の画像からのインスピレーションにて。
▼共に学ぶ生徒さん 坪井愛実さんの軌跡
▼2回目の授業受けて
坪井さん談
「最近MFJ(※政近準子さん主催のスクール)で色んな問いを考えたり、交流したり、ジェンダーのこと含め色んな方と色んな話をしていて、
・知識を持つこと
・気づくこと
・言語化すること
・行動すること
・影響力
などについて考えていたら出来上がりました。」 ↓