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ジャン・ポール・ゴルチェ・ファッションフリークショーに行って来た。イベントは「誰」といくかでマインドも着る物も変わる。最高すぎた、件。
もうね、ヤバかった!!!
日本って、こういうミュージカルでも、おとな~~しくちゃんと座って鑑賞しているわけだけど、私は何度も席を立って一緒に踊りたくなった。
「ブラボーーーー!!!」ともっと叫びたかった。
でも、運よく、後ろにいたお兄さんたちが、そのノリがあるメンバーで
踊らないまでも、感激を露にするタイプが近くにいた分、マインドフルに鑑賞できたと思う。
もうね、ファンタスティック!!めちゃくちゃゴージャス!!でもこういう比喩ではとても、表現できない感情がわきあがる。
ロックだし、パンクだし(いやぁもう モヒカン集団出てきたときは、叫んじゃった)アバンギャルドで、セクシー!エモ過ぎだし、カオスでもあった。ラブリーでロマンチックなシーンもあれば、ストリップショー的なシーンもあり。そのすべてが洗練されていて、、いや 洗練されすぎていない
独特な世界観が まさにゴルチェ。
ファッションイメージ用語、全部使っても、説明するに足りないわー。
ヤバすぎ。好きすぎる。
と言ってもわからないと思うから、
まず ショーの雰囲気はこちらからどうぞ。♪ 館内は撮影禁止だったので
集中して観れて良かったわー。
https://www.youtube.com/watch?v=4NEnRLR_nBA
ファッションはこれだよ、これ!!!こうでなくちゃだ。
35年来の心友と満喫。
ファッションの醍醐味は、これだよ、これだよな!!と、何度も泣きそうになり一緒に行った22歳からの心友は、隣でずっと号泣していたし。
彼女も、元東京スタイル・ファッションデザイナー出身。名前は金子広美。
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![](https://assets.st-note.com/img/1685774507722-uCXOl5Z3Jv.jpg?width=1200)
これだよこれ!という感覚に音楽も大きかった。
舞台で踊り、服を魅せる出演者達も 会場の観客達も、一体になって楽しめるという、これこそファッションの真の楽しさ、パワー満載。魅せる側、見る側も表現者になれる、浸り切れる、という醍醐味。
懐かしき音楽が次々と流れ、青春が蘇る。でもきっと若い人が聞けば新鮮なのよ。
ゴルチェに詳しい人も、そうでないひとも 置いてけぼりがない優しさと愛に溢れるショーだったね。
私は、まぁ職業柄前者。詳しいにもほどがあるくらい好き。ゴルチェは、服を生業にしてきた身としては、この人を外してはファッションは語れないという存在。華々しい功績を残したことは言うまでもないが、彼の人間としての生き様自体が、生々しく繊細で超アバンギャルドだから、その人物像あってこそブランドの魅力が揺ぎ無いものになっているんだと思う。
そう、ブランドのファン=ゴルチェ自身の、ファン。彼の歴史をたどり、その時代時代の音楽が炸裂し、心を揺さぶるショーの展開は、そりゃ涙なしには見れない。
ジャンポールゴルチェというファッションデザイナーと、同じ時代に生きれたことを勝手に感謝している自分がいる。それは、川久保玲・山本耀司も同じ感覚なんだけれど。
ただ詳しいからと言って、本が書けるほどでもなく、世の中には私を越えるツワモノが多々存在するわけで、ゴルチェ自身のプロフィールや功績については、ネットに情報は溢れ返っているから割愛するけど、よくまとまっているから、張っておきますね。
https://kld-c.jp/blog/what-is-jeanpaulgaultier/
そして一緒に行ったのはこの4人のメンバー。
&ゴルチェと言えば ボーダー&コルセット&・・・と共に行くメンバーとチーム感もあればなお楽し。
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はい、私の左隣は元ファッションレスキューで8年間共に働いてくれた、愛弟子でもある西畑敦子。もう、いっぱしのパーソナルスタイリストですよ。山ほど後進を育ててきたけど、中でもダントツというくらい根性あります。あ、昭和の根性論は、もう老害でしかないんだけど、まぁ24時間ユンケル飲んで戦っていたのはサラリーマンだけじゃなく、専門職も相当キツカッタ。新入社員研修は山寺で修行というアパレル会社が実在した、という時代をすごしてきた私。現代では、根性基準で後進に教えることなど何もなくなっている、とはいえプロになるに甘いはずは正直ないわけで。
それなりにしかなれなくていいのであれば、別に何の問題もないが
彼女自身が中途半端を一切望まない人間だった。負けず嫌いであり、マインドは常に戦闘モード。どこか自分に似た所があって、ぶつかり合いながらも
根底で信じあって来た人だ。独立した今も、仲良しこよしという表面的な付き合いではなく、芯の所で支えあっていると思う。
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似ている根幹以外は、マ反対のような人。笑 私は感情と感覚で生きる人なら彼女は知識とスキルで積み上げる。計算が出来るのが私とは大違い。でも計算だけの人間なら私は付き合わない。涙もろく人情に溢れているけど、誰にでもいい顔をしないところも他人とは思えんやっちゃ。笑
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そして、もう一人はこの方。
Gold Leatherの加治直樹君。
Gold Leatherといえば、あのL'Arc-en-Cielのハイドもご愛用の
感度高い方々に支持されているジュエリーブランド。
実は、彼をご紹介くださった、カメラマンの松尾成美さんの初の出版記念パーティーが東京で開かれ、ヘルプスタッフメンバーとして東京に滞在中だった彼を関西に帰さず、引き止めちゃいました。(彼は関西在住)
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直樹君には、弊社の顧客さんにパーソナルな作品を一品物で作成して頂いたりと、ビジネスパートナーでもある関係性。
義理深く、いつも私の関係者と何か繋がりなどあった場合、さりげなく伝えてくれるような人。イカツめなジュエリー作っているけど、実は半端なく繊細で美に対する意識は超絶神経質です。(よい意味で、そうじゃなきゃクリエーターは無理だから)
彼には沢山のファンがいて、ファンが自分に持つイメージを崩さないようにというマインドを強く持っている。それは非常によく理解できる。自分の理想でやっているようで、実はそれ以上にファン心理を考えることは、私自身もとても大切にしてきたこと。
支持してくださる方々あっての商売であり、表現者であり、クリエーションしているわけだから。それで自分は生かされているし、顧客(ファン)の方々を大事にするということの一つに、自分の世界観や哲学を、ぶれることなく伝えることは、とても大事なこと。
一緒にいる人が違えば、服装はもちろん変える。
よって この日私は、彼らがいるからこそのマインドと服装で参戦。
来る人が違えば、装いはまるで違ってくるのが 私流。
実は ショーに来る前に、渋谷で顧客さんと会っていた私。渋谷にいらっしゃるならお渡ししたいものがあるとご連絡があり、ヒカリエの中のカフェで待ち合わせ。だったら一着だけチョイスもするね、と、アテンドもヒカリエのなかで。
だから、その顧客様のことも考えたから、ゴルチェ一色に、更にぶっ飛ばす方向は封印。びっくりさせる為に逢うのではないし、彼女をショーにはお連れできないことが一番の理由。4人分のチケットしかなかったからね。
よって、カフェでお茶、アテンドもOK,その後ショーというミッションを、自身もテンションを保ちながら全うできる装いで過ごしたわけ。
無事顧客様とのマインドフルな時間を終えて、4人で待ち合わせの場所へ。
結果 この日初対面だった2人もいい感じにマッチ。
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食事時には、全員がボーダー族。笑
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ね、どうです?ゴルチェ殿。ご一緒したかったわ。初日だったらご挨拶できたのに、と思うけれど6月1日にこのメンバーでいけた幸せで十分。
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ボーダーを進化させた人といっても過言じゃない。
その上で今一度4人のバランスを見て下されば。
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パネル前では アイコンのメジャー柄コートは脱いでしまったのだが着ていても大丈夫だったのかも。
これね。
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ということで 次回は 全身解説。
東京は6月4日までで(絶対行って!) 続いて関西での公演が始まりますよ。私の大事な教え子ちゃん達も、すでに行くーと聞いていたり。
どんな人と一緒に行くのか
はたまた、お一人様で満喫するのもお勧めだし
同じショーに行っても、服装でまるでマインドが変わるから、そういう楽しさも感じたくて、本当に何度でも行きたいと思った。
共に行く人と、今を共有できることも、かけがえのないこと。
そこにファッションがある、って感じかなぁ
表面的に見えることだけが、真のその人でもファッションでもない。
実は、個人的にすごく落ち込むことがあって、楽しそうでいいなーと思ってこのポストを見た方、結構心は実は辛い状況でした。
でも、一ミリもそれを感じないと思います。
それも、嘘じゃないからなんです。辛い状況があっても、この瞬間は
服の力に後押しされて、とても元気に過ごせたこと。嘘じゃない。
「この日を思い切り楽しんでね」と伝えてくれた、どうしてもこれなくなった、もう一人の心友からのメッセージを受けて
本当に、人生いつ何時、何があるかわかんないんですよ。・・・
何を着ていこう!なんて考えられるって、ほんとうに平和で幸せなんだって、この日も痛感した。
何度も書くけど戦争や災害が起きたら、あっという間に服はどうでもよくなるんだから。私の場合、大病をして、もう外見になんて興味がなくなった時期があった人間。いつものこんな様子だけを見ているひとには、過去の私の真実を知ると本当に驚かれます。
もう服なんて、、から 結局服の力に救われて今があるのでね。
そうそう、会場では顔見知りがちらほら。ヘアメイクアップアーティストのスカーレットちゃん&お友達の方に遭遇。たぶんスカちゃん出没しそうね!と思っていたらやはり。2度目の参戦だそう。さすが。
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友人達&ゴルチェに、また会場で共に盛り上がった皆さんに、感謝を。