QUNTAリトリート体験記②〜愛しき武将達〜
※続きです。
私達はyujiさんの差配で3チームに分けられた。
仮にAチーム、Bチーム、Cチームだとすると、私はCチームに属する。
(実際とても素敵な名前が付いていましたよ♫)
このチームごとにyujiさんやMOTOKOさんのセッションを受けるのだ。
そして、チームごとにもテーマがある。
そう…このリトリート、なんとテーマ(課題)が3段階になっているのだ。
①リトリートの全体テーマが「abundance〜豊穣〜」
②チームごとのテーマが「◯◯◯◯◯」
(実際とてもわかり味が深いテーマでした)
③私個人に与えられたテーマが「Open the door.〜能ある鷹は爪を隠すな〜」
これだけでも、もう本当に超絶感動ものだ。
参加者の本気度も勿論凄いのだけど、主催者の方々の本気度がそれを上回るほどにヒシヒシと感じられた。
そしてこのチーム分け、丸一日スタンディングオベーションを送り続けても足り無いくらい、それはそれはお見事で後々の感動に繋がる。
思えば、チーム分け直後からチームの特徴が顕著に表れていた。
”Aチーム”は一人一人の個性が光っていてキラキラ天真爛漫なイメージ。
”Bチーム”はチームワークが断トツに良く、優しみが溢れてふんわり癒しの雰囲気。
そして、我らが”Cチーム”は・・
何かを背負った武将たちの会合。
(あ・・・全員女性ですよ)
更に付け加えると、武将は武将でもこれから戦場に向かうべく甲冑を身に付けた武将だ。
鎧を身にまとった武将たちが8人・・・緊張感漂うことこの上ない。(実際に鎧は着ていませんw)
緊張感と言っても、もちろんバチバチ睨み合いをしてるわけではなく、みんな穏やかにセッションを受けるのだけれど、一般的な言い方をすると「遠慮し合っている」「発言する際に物凄く言葉を選んでいる」状況だったのだと思う。(あくまで私個人の所感です)
だから、みんなですぐに打ち解けるという感じではなかった。
セッションが終わるとA・Bチームは輪になってお喋りをしたり、チームメンバーでお出掛けしたりしていたけれど、Cチームは「お疲れ様でした〜」とそれぞれが去っていく。
(※私は美女会メンバーyuumiさんと同じチームだったため、常に一緒に行動ができ、それが心の支えだった。)
セッション内容は「参加者のみぞ知る」で、他チームの内容や様子もヒミツなので、私の勝手な想像でしかないのだけれど、Cチームのセッションは結構重めの内容&心開けない族だったのではないかなぁ。
セッション後はドーンとしばらく思いにふけってしまうことも結構多く、ちょっぴりきつかった。
(もちろん他チームのみんさんもキツイ思いされた方いらっしゃったと思います!)
で、ここまで読んでくださった皆さんは、この少ない情報からどのチームに入りたいでしょう?
入るなら「Cチーム以外(AかB)が良いな…」って思いましたね?
わかる!
私もそう思う!(爆)
でもね、3日目にやっとわかった。
人にはそれぞれ輝ける役割があって、楽に生きるにはもうそれに降参するしかないんだなということ。
8人の武将達は重たい鎧を着て、戦わないという選択肢を持たずに戦い続けてきた人達だ。
でも傷付き過ぎて鎧を脱ぐ事が出来ない、というか長年着過ぎて鎧の脱ぎ方を忘れている、いや鎧を着ている事さえ忘れて更に二重三重に着ようとしている。
やっかい極まりない、こじらせ系だ。
(Cチームのみなさんごめんなさいw…特に私の事ですのでご勘弁を)
私はさて置き、武将のみなさんは「超真面目」で「超優秀」だった。
そして、
武将だから自分を犠牲にして「役に立とうとしている」
武将だから傷ついても「痛くない振りをしている」
武将だから怖くても「怖いと言えないでいる」
武将だから失敗が「許されないと思っている」
武将だから頼られることはあっても「頼ってはいけないと思っている」
武将だから辛くても「弱音を吐いてはダメだと思っている」
武将だから「あえて悪者を買って出て、孤独になることもある」
武将だから「腹の内(本音)を見せたらダメだと思っている」
武将だから「戦ってないと存在価値がないと思っている」
そして頑張っても頑張っても報われないと知りつつ、それでも頑張ろうとしている。
でも、みんな
本当はほとほとウンザリだったのだ。
ひとりで頑張る事に、
傷つきながら笑う事に、、
痛々しい・・・でも愛おしい8人の武将達。
リトリート2日目、彼女たちが鎧を脱ぐのはもう少し先の事だ。