![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171108585/rectangle_large_type_2_047b37798bbf2c40ce8df7596083878f.jpeg?width=1200)
わたしの外資系でのお仕事
2017年。
とあるプロジェクトが楽しそうだったので、面接に行ってみる事になりました。
すごく頭の良さそうな、そして美しい、ちょっとラテンな雰囲気のある面接官の方でした。
そのかたに、
「じゃあ、後で、文章送るので、翻訳して返してください。時間制限もあります。」
と突然、キッパリとした口調で言われ、テストをすることに。
緊張のなか、エージェント会社で、時間を測って翻訳に挑みます。
「どうでした?」
と担当者の方に聞かれ、
「わからないですけど、ひとまずおえました。本当はもうちょっとできたような気もします。」
というようなことを言ったら、謎に怒られました。
「なんなの。この人。やるだけやったんだからしょうがないじゃない。」
と心でぼやきつつ、結果を待つことに。
そしてヒヤヒヤしましたが、テストには無事合格し、晴れてプロジェクトメンバーとなりました。
あの怒られは無用な心配だったじゃーん。
そうして、14国籍の人たちとわちゃわちゃ仕事していた頃。
![](https://assets.st-note.com/img/1737506599-8om3c7BvhT5UIJg4na0yXPG1.png)
ホテルでパーティの準備中
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171101875/picture_pc_18e94ec1c1f9e05789078b121ab8452a.jpg?width=1200)
今振り返ると、この時は日本人女性は私だけですね
ちょっとラテンな美人女性はすでにこのプロジェクトを離れていて写真には写って
いません
最初は翻訳チームのメンバーでした。
その後、翻訳チームは解散、外注でオーダーすることになり
プロジェクトのマネージメントのサポートをさせていただくことになりました。
とても楽しかったー。
何が楽しいって、彼らの、楽しもうとする姿勢でしょうか。
パーティも本気。
仕事も本気。
プライベートも本気。
フランスの会社でフランス人が上司ですから、
会社もそれなりフランス流になります。
バケーション取る時はしっかりとる。
(日本のクライアント様だったので、もちろん3ヶ月とかは取れなかったので、彼らは不満だったと思います。そのことでクライアント様と議論になったこともありました)
話し合うときはとことん話し合う。
そして、議論上等、という感じ。
美しいものを大切にしているようにも感じます。
共用語はもちろん英語。
英語でコミュニケーションをとるということは、お互いファーストネームで呼び合うということです。
これが、メンバーたちとの距離をグッと近いものにして仲良く仕事できる理由でもあるような気がします。
プロジェクトのお仕事なので、そのミッションを終えたメンバーは、リリースされます。
Release とは、お勤めお疲れ様、あなたのミッションは完了しました、のリリースですが、
このメンバーは必要ない、と判断されリリースされることもあります。
その辺は、外資系はシビアですね。
いい意味では、ひと所でしっかりミッションを終え、どんどん次のお役目に行けるので、その人のより良い場所でスキルを伸ばせるというのは事実だと思います。
ほとんどのメンバーは、所属しているエージェント会社があるので、突然職を失う、ということにはなりません。
派遣されていた場所が変わるのみです。
そして、プロジェクトのフェーズが変わっていくので、新メンバーも入ってきます。
風の時代の働き方を先取りしているような仕事の仕方とも言えますね。
外国人メンバーをまとめるために、朝のミーティングで、プレゼンを任されることが何度もありました。
最初はかなり緊張しましたが、英語プレゼンテーションのいい経験になりました。
この経験と、その後の技術通訳翻訳でかなりのプレゼンに関わったこともあり、その後、英語プレゼンのコンサルタントをさせていただきました。
日本人の歯科医師の方で、オーストラリアで600人の前でプレゼンするサポートをさせていただきました。
1年ほどこのプロジェクトに関わらせてもらい、
最後は、技術翻訳通訳の専門会社への転職が決まったタイミングでプロジェクトを抜けました。
このプロジェクトで一緒にマネージメントをサポートしていた韓国人の同僚は、今でもよく会う友人です。
彼は、仕事ぶりを認めてもらえて、外資系なので、お給料もかなり上がった様子。
たくさんの経験をさせていただいた素敵なプロジェクト、素敵なメンバーたちでした。
みんな元気かなー。
なんか素敵なことばかり書いたような気もしますが、
イギリス人?だったかな、なんか強く言われて泣いたこととか笑
そんなこともありました。
それも含めて、今の私をカタチづくっている、大切な経験だった事には間違いありません。