昭和後半生まれはこの癒しの達人?
わたしの母の父親は、国鉄(今で言うJR)に勤めていたため、戦争に駆り出されなかったそうです。(国のために働く仕事は大事な仕事だったから)
だから戦争経験者ではありません。
母は近所のおじいちゃんを3年ほど一緒に病院に連れて行ったりお世話していたことがありました。
その頃よく泣いていたそうです。
戦争にかりだされ、上官に命令されれば罪のない人を銃で殺すしかなかった、と。
ときには、その標的は、男性、ときには、妊娠中の女性だったこともあるそうです。
殺さなければ、自分がひどい暴力にあうことをわかっていたから、銃で殺した、と。
この話しを前から聞いて知っていたけど、前はあまり響かなかったんですね。
ふーん、って言う感じ。
でも今思うとすごい話しだなと思います。
殺したときも、そしてそれからもずっとトラウマを背負って生きてきたんだと思います。
カウンセリングなんて言葉のない時代。
なかなかひとにも話せなかっただろうし。
毒親なんて言葉があって、わたしも親を毒親だったと思うことあります。
だけど、わたしの親世代は、その親世代の戦争という暴力を背負ってきた傷を受けて、多かれ少なかれ傷つけられた世代。
それをわたしたち世代(わたしは昭和生まれです)が、受けて、また傷ついてきたけれど、同時にカウンセリングやヒーリングで癒してきた世代でもあると思います。
情報はたくさんあったとても恵まれた時代だったんだな、と。
癒しきれなくて、またそのしたの世代を傷つけたこともあったかもしれない。
それでも、大丈夫。
賢い子たちが生まれてきたミレニアム世代だし。
そうしてそうして、癒してきた。
わたしたちは頑張ってきた。
だから生きてただけで、世界を癒してきたんだ、と思う。
えらかったわたしたち。
これからも癒していこう。