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翻訳を卒業したわたし

懐かしいビデオが出てきました。


このビデオの字幕翻訳は、わたしがつけました。

同じようなビデオを10本ほど作成しました。

もう10年くらい経つのかなあ。

翻訳に夢中になっていた頃のわたしの作品です。

あの頃のわたしにとって、翻訳の素敵なところは、

このひとだったらどう表現するだろうと話者と聞き手をつなぐ担い手であること

と同時に、

英語を学べること
日本語を紡ぐこと

ができる素晴らしいお仕事でした。

小さいころ言葉がとても好きで、

「これはどういう意味?」

と辞書がわりにお母さんに聞いていたら、

あまりにしつこいので怒られた記憶があります。

それくらい言葉が好きなんだと思います。

そんなわたしにチャンスをくれていた方々に感謝です。

やればやるだけ、エネルギーの循環を起こせる仕事は「天職」

ゆうとさん


そうだとするならば、翻訳は、ある一定の時期までは、天職だったのでしょう。


そのあと、


ある日、


「飽きた」


と思いました。

とても戸惑いました。

大好きだった仕事をやりたくなくなってしまって、どうしたら良いやら。

もうどうにもこうにもやりたくない。

イライラもする。

こころを無視してしがみつこうとしましたが、

嘘をつき通すことはできないんですね。

体調をくずし強制終了。

大好きだった仕事、何年も何年も時間をかけてキャリアを積み上げてきた仕事を手放してしまった、うちひしがれたその後で、

お告げカフェに言ったら、こう言われました。

「これしかない、と思っているようですが、枝分かれしたいろいろな選択肢が無数にあるんですよ。それは大きな幹だと想像してください。あっちもある、こっちもある、ということに気づいてください。」

それがわたしの新たな旅の始まり。

That’s the beginning of the new journey

そうして今ここにいます。

こんなふうに、客観的に書ける日がくるとは思えないくらい落ち込んでいた日々が、今振り返ればとても愛おしいです。


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