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ヨーコとジョンの結婚
ここ数日オノヨーコとジョンレノンのインタビューなどをYoutubeで追いかけました。
数年前にも一度ハマって、DVDとか買ったなあ。
今回の視点は、メイパンとジョンレノンがLAで過ごしたロストウィークエンドについて。
ドラッグやほかの女とのセックスで荒れているジョンを、アシスタントである中国系アメリカ人メイパンを連れて出てって、と言い放ちます。
なんで、誰か女のひとがいなくちゃいけないのか、というと、ジョンが1人でいられないひとだってことをヨーコはわかっていたから。
メイパンは、ジョンレノンがヨーコのところに戻っちゃって悔しそうでしたが、(倫理的にも確かにちょっとかわいそうな立ち位置ではあります)
やっぱりどうみても、ヨーコの圧勝だった感じがします。
日本人だから、かもしれないですが、
オノヨーコはとてもとてもジョーンに愛されてたんだなあって思います。
そして、やっぱりオノヨーコはとても素敵なひとです。
男尊女卑の時代に、時代を切りひらいて、声をあげていったひと。
表現していったひと。
それだから、ジョーンも、ぞっこんになってしまうのもわかります。
ジョンレノンの最初の奥さんシンシアとの結婚は、とても静かで変化の少ないものだった、と感じていたようです。
そして、オノヨーコとの出会いで、彼らの表現はさらに自由になっていきます。
平和を伝えるベッドイン
など、前衛芸術的な要素が大きくなっていきます。
やっぱり、出会って、ふたりのエネルギーがどんどんまして相乗効果がでるような関係性は、結ばれるべきふたりだったということですよね。
オノヨーコも、ジョンとの結婚は、3回目の結婚でした。
だけど、おもしろいのは、その前の結婚も、ムダだったように思えないところです。
1度目の結婚は、日本人のアーティストか何かのひと。
彼の芸術は好評で、オノヨーコの芸術は酷評されます。
時代的な背景を感じます。今よりもずっと、女性は台所にいればいいという時代です。
うつ病になったヨーコは自殺を試み、精神病院にいれられます。
そこに、ヨーコの作品のファンである2番目夫があらわれます。
あなたには才能があるんだから
そう言って、花束を渡しにお見舞いに来るのです。
そして彼と結婚して、彼は、ヨーコのプロデューサーとして活動します。
その2人に、ロンドンで活動しないか、と声がかかります。
ニューヨークがアートの中心なのに!と乗り気ではなかったヨーコですが、
勉強してみるか、とロンドン行きを決めます。
ロンドンで個展を開く準備をしていたヨーコと、
アイドル活動を見切りをつけはじめていたジョンが出会うのです。
だからやっぱり、時系列にすると、どの結婚も、必要だったようにみえるのです。
どの結婚は間違いだった、ということがひとつもないように感じます。
それは、じぶんに伝えたいことでもあります。
結婚、そして、離婚、過去にしたけど、
ぜんぶ間違いじゃないよって。
罪悪感や、じぶん責めに、時間費やしちゃった過去がありますが、
もっと高いところから全体を俯瞰してみると、すべては学びでプロセスで、
ぜんぶそれでいいよって思います。
ひとは完璧じゃないし、ちゃんと次の結婚に向かう前に、別なひとを好きになることだってあります。
それでも、それを世界中に知られても、堂々と世界へ発信するアーティスト達がいるんだなあって
それだったら、わたしの離婚くらい許されてもいいんじゃないかな。
それは、わたしがわたしを許しはじめたからいえることです。
オノヨーコとジョンレノンという人生の先輩達に、人生観を学んだ1日でした。