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自己否定から自分を守る方法

私は物心ついた頃から、ものすごく自己否定が強い人間でした。
それは10代からどんどん酷くなり、20代前半がピークだったように思います。


「自分は何をやってもダメだ」
「頑張っても誰にも認めてもらえない」
「あの人の方が自分より優れている」
「自分は人より劣っているところばっかりだ」
「自分にはなんの魅力もない」
「自分なんて誰も好きになってはくれないし、自分も自分が大嫌い」


何かにつけて自分を否定しては傷つき、そんな自分にも辟易して、さらに自分が嫌いになる。
もういっそのこと消えてなくなりたい・・・
そんなことを考える毎日でした。


でも今では、そんなことを一瞬たりとも考えることはありません。
「自己否定する自分」と決別したからです。



きっかけは「お母さんはしつけをしないで」という本との出会いでした。

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心理療法、犯罪心理、児童虐待、スクールカウンセリング等を専門とされている臨床心理士の長谷川博一先生の本です。


私はちょうどその頃うまくいかない子育てに疲れ切っていて、図書館にあるその本をたまたま手に取ったのです。

この本を読んで、「なぜ自己否定してしまうのか」やっとその理由が分かりました。


『自分は子供の頃からずっと、親や先生や友達の顔色をうかがって生きてきた。自分の気持ちに蓋をして、波風を立てないように良い子を演じてきた。
でも本当は苦しかった。ありのままの自分を受け止めて欲しかった・・・』

このとき初めて、本当の自分の気持ちを知ったのです。

多かれ少なかれ、どの大人も母性に包まれたい願望を持っているものですが、自己嫌悪感にさいなまれたり、不適応行動に走ったり、完璧主義傾向が強いといった人ほど、がまんすることに適応してしまった、母性に飢えた人なのだと考えられます。光(よい子)も影(悪い子)も両面を含め、かけがえのない存在として愛されることのなかった人です。

『お母さんはしつけをしないで』より


自己否定してしまう人は、過去(主に幼少期)に否定されたり条件付きの愛で育った人です。
自分と誰かを比べられて優劣をつけられたり、大人の都合で罰を与えられたり、本当の気持ちを聞いてもらえなくて心が傷ついたまま大人になった人。
だから、自分自身を条件付きでしか認められず、条件を満たさない自分を否定してしまうのです。


良い部分も悪い部分もひっくるめて、ありのままの自分を愛せるようになれば、自己否定する自分とは自然にさよならできます。


そのためにはまず、過去の自分と向き合って心の声を聞いてあげなければなりません。
自分と向き合う方法は下記の記事を参考にしてみてください。


自分を守ってあげられるのは「自分」しかいません。

あの頃の苦しさを知っているからこそ、その苦しみを背負っている人に心から幸せになってほしいと願っています。





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junko|暮らしの整え方
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