シングルマザーの教育移住/不登校•別居、離婚•教育移住の記録
我が家の子どもたちは、「市民立小中一貫校」という教育を選択しています。
市民立小中一貫校は、市民が無償でつくる、新しい学校のカタチ。
瀬戸市で一尾茂疋さんが創立し、同じシステムで運営するスクールが東海地方を中心に数校立ち上がっています。
私も、昨年まで自分の地域で「つらぬき楽園」という市民立小中一貫校を運営しましたが、今は運営をやめ、本拠地であるツクルスクールへ教育移住をしました。
もともとは関東圏に住んでいた我が家が、なぜ教育移住という選択にたどりついたのか。
振り返るとその道筋は、なかなか珍しい体験だったのではないかと感じるので、残しておこうと思います。
市民立小中高一貫校では、小中学生時代に、存分に生きる力を育んだのち、高等部になって、一般教養や働く経験、ビジネスの基礎を学び、個人事業主として社会で生きていくことを教育の出口としています。
そんな学校が、市民によって、授業料無償で運営されています(高等部は学費がありますが一般的な高校と比べたらかなり低額です)。
教科学習、宿題、受験勉強。学歴や進学就職など、子どもたちの将来に関する考え方がガラリと変わり、塾代や学費など、子育てに関するお金の問題から解放される、ここならではの教育システムの中で、実際に子どもたちがイキイキとたくましく育っています。
この地域にしかないこの教育システムだからこそ、教育移住者も増えてきています。
市民立小中一貫校のことは、どの家庭にも知ってほしいですが、私は自分の体験から特に、シングルマザーや、離婚や別居を考えているプレシングルマザーにこそ知ってほしいと強く思っています。
というわけで、市民立小中一貫校とはなんぞや、ということも所々で触れながら、我が家が教育移住に至った体験談をマガジンにまとめました。
全20話を徐々にアップしていきます。
いち体験談ではありますが、誰かの何かの役に立つことがあればいいなと思います。