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渦中にいると見えないこと

こんにちは。

今朝のヒプノセラピーのセッションを受けて下さった方とのお話しで、西洋医学と東洋医学、補完医療といった話になりました。その方と意見が一致したのは、どちらもいいとこ取りをして、健やかになるためにうまく使っていくのがいいよね、ということです。彼女も本当に大変な時はお薬に助けてもらったけれども、少しずつ回復した今、薬に頼らなくても良い方向に自分でできることをしていきたい、と思っているとのことでした。

私は自分の抗がん剤治療をするか、という決断をした時に、マクロビオティックや自然療法に傾倒していたので、とても悩みました。その時の私は、恐れもあったし、西洋医学は悪いもの、という概念に頑なに囚われすぎていた、と思います。その渦中にいた頃は、自分が偏っているというのは全くわかりませんでした。

もちろん、薬などに頼りすぎず、人間の本来備わっている自然治癒力を高めていくこと、それで病気を直すことは大切ですが、西洋医学にしかできないこともあるし、現代に生きる私たちは、生まれた時から、多かれ少なかれ、その恩恵を受けてきている。何がその人にとってベストかは時と場合によって違うし、絶対正しい、というのはないのでしょう。何かを絶対に正しいと信じたい、そして、人にそれを押し付けるのは、そこに何か個人的な恐れや不安など、その人自身の中に、違うものを許容できない別の要素や理由があるのではないでしょうか?

今でも私はなるべくお薬は飲まないようにしていますが、お医者さんで処方されて、必要な時には飲みます。どれが、良い、悪いではなく、自分に合うものを、賢く使っていけばいい。どちらかを100%正しいと切り捨ててしまうのは、もったいないと思うのです。

健やかであるためには体も、そして心のメンテナンスも必要です。そして、睡眠もやはり大切。心と体はつながっている、ということを改めて感じたセッションでした。

お読みいただきありがとうございました。香港の状況が安定し、準備が整い次第、少しずつヒプノセラピーの提供対象者を広げていきます。3月15日(火)には陰ヨガとヒプノセラピーを組み合わせたクラスを開催します。お問い合わせ、お申し込みはこちら。最新のお知らせはInstagarmをご覧ください。


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