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続・あさイチで紹介したら大反響だった「なすのたたき」の作り方

以前、noteで紹介した「無限なす」が30万ビューを超えました。みなさんのおかげです。ありがとうございます!

そこで、番組内で紹介したもうひとつのレシピ「なすのたたき」を紹介します。フライパンで作れるので本当に簡単。

私の初任地である高知県は、日本一の収穫量を誇るなすの一大産地(令和4年産野菜生産出荷統計) 。その中でもなすが採れる安芸地区の方では「なすのたたき」が郷土料理となっており、私の思い出の料理でもあります。

千両なす

フライパンで作るので本当に簡単。15分あればおいしい「なすのたたき」が食べられます。

なすのたたきの材料(2人前)
なす     3本
水      50ml
大葉     5枚
刻みネギ   15g(パック詰め市販品)
みょうが   1個
ポン酢    大さじ2
マヨネーズ、一味唐辛子  好みで

(作り方)
1.なすは洗って3本そのままフライパンへポン!

2.水50ml(分量外)を入れ、ふたをして強火にかけます。

3.沸騰してきたら弱火に落とし15分加熱します。

おいしさのポイント
この調理方法は、なすに含まれるうま味物質「グアニル酸」を上手に引き出す特徴があります。
グアニル酸は干し椎茸などに含まれるうま味物質。生の状態のなすにはグアニル酸は含まれていませんが、加熱すると酵素の力でうま味が出てきます。そのためにはゆっくりと加熱するのが大事。なすの加熱にレンジを使ってもいいのですが、すぐに高温になり、なすのうま味は充分に味わえません。酵素は90℃で失活してしまうからです。

4.その間に、薬味を準備します。今回は、大葉、みょうが、ねぎを合わせました。

4.蓋をあけるとこんな風に水分がない状態に。なすをはしでつかんで柔らかさを感じたら蒸しあがり。

5.熱いので気をつけながらなすをスライスします。冷めてもおいしいので、不安な方は一度冷やしてください。お皿に並べます。

6.ポン酢をかけて、薬味を乗せて、できあがり。
(かつおのたたきと同じようにしたければ手でたたいてみてくださいw)

7.もし、エグみなどが気になる方は緩和させるためにごま油を回しかけたりと油分を加えるのがおすすめ。私のおすすめはかつおのたたきと一緒でマヨネーズ+一味唐辛子です。

薬味と一緒に食べると、おいしい。
夏から秋にかけてぜひ、食べてほしい一品です。

中央省庁に勤務。日本の食と農に思いを馳せる妄想料理家。休日はNINO FARMにて野菜作りをしたり、全国の産地に出向き美味しい食材の魅力を発信する。フードアナリスト、野菜ソムリエ / 愛媛県出身/砥部焼大使。