#9.先生とピアニストとわたし、のリサイタルに向けての日々。
倉敷美観地区にある新渓園にて。
5月25日、26日、6月2日の3日間にわたって初めてのソロリサイタルを行いました。
これからしばらくは、リサイタルの準備、当日の様子、終えてからの心境などを少しずつ綴っていきたいと思います。
今年の3月のことです。
Integrated Arts and Music International IAMIを主宰するわたしの歌の先生である伊達路子先生と、共に音楽家を育てる世界的クラリネット奏者のイリヤン・イリエヴ先生がブルガリアから日本へ帰国へしました。
☟路子先生のnoteです。
コロナ禍の3年間はオンラインレッスンを受けていましたので、久しぶりの対面レッスンにワクワクして向かいました。
久々の対面に感動するも束の間、イリヤン先生から出た言葉は、
「順子、リサイタルをするぞ!4月か5月がいいね!」
一瞬驚きましたが、内心は、
"ついにその時が来たんだな。"
そう思い、
「はい!」
と返事をしました。
先生たちと出会い、学び直し始めて8年。
人前で歌う場から離れ、発声技術の習得に専念してきました。いつかはその時がくる、必然だと感じていました。
こうなることはなんとなくわかっていましたが、いざその言葉を聞いた瞬間、ワクワクするのと同時に体がキュッと強張るのを感じました。
"今のわたしにできるのかな。"
そんな言葉が頭をよぎりました。
イリヤン先生は、わたしの想像をはるかに超えたアイデアを出してくれます。会場から選曲まで、ありとあらゆることを次から次へと。
会場を借りるのは、本番の一年前や半年前が一般的なことが多いと思います。本番1ヶ月、2ヶ月前に借りられる会場があるのかな…
リストアップされた曲は、全て新たに取り組む曲でした。しかも今までとは全く違う音楽。
わたしの準備が間に合うのか…
どんどん不安になっていくわたしを見て、
「大丈夫。私たちがいるんだから、絶対成功するわよ!準備はできてる。今までやってきたんだから。」
先生たちはそう言って励ましてくれました。
心から尊敬する先生二人がそう言うのだから
間違いない!!
ものすごく嬉しいし、心強い!!
と、頭ではわかるのだけれど、まだ心からそうは思えないまま、次々と準備は進んでいくことになります。
続きはまた次回。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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