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1stプランをご提案いただきました。

最初の打ち合わせから、ちょうど1か月後の2022年7月13日(水)、八木さんご夫婦から小網代の家の1stプランをご提案いただきました。

こんな暮らしをしたいというのはお伝えしましたが、自由な発想でプランニングしていただきたかったので、具体的なプランはまったくのお任せ。はたしてどんなプランを提案いただけるのかとても楽しみで、楽しみすぎて、前の晩はプレゼンを受ける夢をみてしまったほど(笑)

ちなみに夢の中で提案されたプランは、変な和室があったりして、微妙…。八木さんご夫妻のセンスを信頼してクリエイティブに期待!と思いつつ、心のどこかにへんてこなプランだったらどうしよう…という不安があったのですね。

実際はもちろんそんなことはなく、この1か月の間に土地が持つ個性をさらに詳しく感じていただき、私たちも気づかなかった土地の傾斜を活かした立体的なプランを提案してくれました。北向きの難点にも配慮しつつ、別荘らしい暮らしが楽しめそうな小さな庭もあったりして。予算も考慮いただきながら、できる限り私たちの希望を盛り込んでくれた、自然にとけこむ、かわいくて、楽しい家でした。

1stプランなので、もっとラフなプランがいくつか出てくるのかなと思っていたのですが、「これがベストです」というものが、平面図だけでなく、断面図や立面図、外観スケッチやパースまで用意いただいていて提案されて、ちょっとびっくり。とにかく私たちのためだけに、1か月でここまで考えてもらえるなんて、とっても贅沢な気分です。

考えてみたら、会社員時代も、TVCFや様々な広告物の制作で、クリエイティブスタッフから提案をいただくことは多々ありました。幼児教育事業をしていたときは、教室設計のコンペをしたことも。ただ私の立場はクライアントではあるものの、その先にかならず読者や利用者がいたので、あくまで代弁者。だから答えは私たちの中だけにある、というプレゼンテーションを受けることに、新鮮な喜びとともに緊張感も。

さてそんな感じで受け取った1stプランでしたが、1点だけこれでいいのかどうか判断できなかったのが「海の見え方」です。この家で最も大切なポイントなので、今のプランだとどんな風に見えるのかを現地でリアルに感じつつ、私たちは「どんな風に海を見たいのか」をもっと明確にする必要があるなと思いました。

そんなことも含めて、1週間ぐらい時間をかけて考えたことをフィードバックすることになりました。こんなやり取りを数か月かけてして、基本設計をしっかりと詰めていくそうです。

ちなみに今回の打ち合わせ場所は、葉山の八木さんたちのご自宅兼アトリエ。初めて訪ねたのが2月のことでしたが、それから5か月経って、お庭の緑も繁って、ますます素敵な空間でした。このみさんお手製のプリンも美味しかった。ありがとうございました。

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↑こちらの写真は2月に八木邸を初訪問したときのもの。お母様の有元葉子さん、お友達の岩田ご夫妻もご一緒に(今回は写真を撮り忘れました)。

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