乳房再建修正手術
丁度一年ほど前にした、乳房再建手術、3ヶ月検診で、主治医から修正手術を提案された。
再建した胸の2箇所に、脂肪の塊によるしこりが残った。多分、血流が悪かったのでしょう、との事。
痛みがあり、やっぱり取っておかないと行けないのかなあ、と思い納得した。
一年して、今年の10月2日に修正手術をした。
修正手術の前日、主治医が私の胸にマーカーで色々と書いた。
ここを取って、ここを上げて、こうしましょう。まな板の上の鯉はされるがまま。
何かこれ、布を採寸して裁断して縫っていくみたいだなぁ、と思った。
こうして、私の胸はまたまたメスが入れられた。
終わってみて、何だか痛い。
胸の下がっていた所を大胸筋に止めましたので、そこが痛いでしょう?
とお付きの先生に言われた。
ワンピースのお直しに出した時、針でとめて縫って行く、その工程と似ていると思った。
言わば、人間を切り貼りするわけだ。
お腹の脂肪で胸を作る。全摘した胸を、お腹の脂肪でまた元通りにしてくれる。夢の様だと元は思った。
だが、修正手術ともなると、逡巡した。せっかく落ち着いた胸にまたメスを入れて、また痛い思いをしてまで綺麗になりたいのか?
なりたいが、、、
終わって、3日ほどたって、シャワーの許可が出た。
見てみると、何だかかわいそうな色で、形もそれほど綺麗とは言えない。
やっぱり、元通りとはいかないのか?
何ヶ月かして、段々と柔らかくなってきて、左胸に近づい来ますから、と言われたが、何だか可哀想な胸だと思えた。
そもそも、初めの手術の時に、エキスパンダーが出て来るという事さえなかったら、ここまでかわいそうな事にはならなかったはず。
あれは、もしかしたら、医療ミスだったのか?
元主治医が、ここでは一年に一回もないリスクを一応言っているだけです、と言われたが、それになった。
一年に一回もない事が自分に起きた。
それは、どうしようもない事だったのか、それとも、ミスと言える物だったのか、私にはわからない。