「気胸って再発する病気だよ」 まさかの入院 in アメリカ①‐3
ERで緊急処置を受けて一晩過ごした後、病室に送られて、肺トレーニング器具を渡されて、スーハースーハートレーニング。最後は肺に刺さっている装置を抜いてもらって退院となる。
「あ~っ」て言ってるうちに先生が装置を引っ張って抜くんだけど、まあ、このときは痛くなかった。タフクッキーって言われて、えへへ、なんつって余裕があったっけ。
肺が動いている音がするかどうか、
「ナインティーナーイン」って言わされながら、聴診器をあてられるのも、おもしろかった。
さて。1週間後に、Mt.Sinai病院の肺の専門医を受診すると、
「この病気はね、結構再発するんだよね~。
ま、またなったらまた来なさい、直してあげるから」
って不吉な言葉をもらった。
まさかね、って思ってたけど、空気を抜くだけの術式だと5割の人が再発するんだって。また同じ術式で処置すると、今度は8割の人が再発するんだって。そんなことは、再発してから教えてもらったんだけど。
ところで。
ERで注射針を刺されるときに、どう見ても先端に空気が入っていたので、
「ちょちょ、ちょっと。空気入れようとしてる?」
って言うと、
「ちょっとなら大丈夫だよ~」
って、ナース余裕の表情。
しかし空気が入るとめっちゃ痛いんだわ。焼けるように痛いんだわ。
日本では体験したことがないけどさ。
「痛い?焼けてる?」
ERのナース、焼けるの分かっててもやるんだね。雑!
ツワモノ。
参っちゃうね。
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