【躊躇】下痢ぎみで、全体像が把握できないと起動しない人たち
下痢ぎみの人の特殊訓練に使われる感情のもうひとつは、
躊躇
彼らは、仕事の全体像が把握できないと起動できないのです。
これは新入社員の時に、仕事の覚えが悪い、という形で現れます。
他の人は、上司から教わったことをそのまま丸暗記して、すぐに仕事に取り掛かれるのに、
下痢ぎみさんたちは、動けないのです。
そこで彼らは、上司に聞きます。
この作業は、仕事全体のどの部分で、どういう役割を担っているのか。
すると、
「いいから黙って言われた通りのことをすればいいんだ!」と叱られることもあります。
これが彼らにとっては、いちばん困ることなのです。
命令には従わないといけないってことは十分わかっているけれど、
体と頭が起動してくれないのです。
ただし、ひとたび全体像を把握すると、
別人のように覚醒し、一気に同僚を追い越してしまいます。
この体を持っている人は、会社の経営者になる率がとても高い。
以前、会社を経営している患者さんのカルテを調査したとき、
症状の欄に、
下痢、下痢、下痢、下痢・・・
なんじゃー?この下痢軍団はー!
そして、彼らが起こしたが会社の特徴は、
潰れない。
起業した会社が10年後に残っている確率6%の世の中で、
わたしが調査した10年越えの会社の経営者の
下痢ぎみ率はなんと、
90%越えです。
ではなぜ下痢ぎみさんたちの会社は潰れないのか。
それは、
全体を見た上で、トラブルのシュミレーションが行われているからです。
言い方を変えると、
部下達が失敗することを想定していて、そうなったときの対処法が出来上がっているのです。
だからこそ、
「責任はわたしが取るから、行ってこい!」と、部下を送り出せるし、
部下は、最悪崖から落ちても守ってもらえる安心感があるので、チキンレースに強気で挑めるのです。
彼らの体は、新入社員の時から、会社のみんなを守る基準で感情が発動しています。
ですから、全体を把握するまでは、躊躇という感情で動けないのです。
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