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肩甲骨の痛みを推理(4)お願いをする時に感情のことばを省略すると、相手の体は生理的にそれを攻撃と判断してしまう

ではなぜ、感情のことばを省略するだけでこんなことになってしまうのでしょうか。

それは、感情のことばを省略すると、相手は感情を察するからです。

すると相手の体は、攻撃を受けているという前提で物事を判断するようになります。

なぜかというと、狩りの世界では感情を隠すことが常識だからです。

例えば虫の擬態は、獲物や捕食動物を騙すためです。

本当の感情は獲物を狩る気満々なのに、それを隠して、わたしはあなたを狩るきなんて全くありませんという姿に見せかけているのです。

多くの野生動物の目が白目を隠した構造になっているのも、獲物に狩るき満々の感情を悟られないようにするためと言われています。

自然界では相手が何かアクションを起こしたとき、その目的が攻撃なのかそうでないのか分からない場合、

とりあえず攻撃目的と判断して警戒しておかなければ、あっという間に命を落としてしまうからです。

お願いをする時に感情のことばを省略すると、相手は正確な感情が分からないので、体は生理的にそれを攻撃と判断してしまうのです。

ではこの知識が入ったところで、もう一度先程のお願いのことばを聞いてみると、

A・感情を言わずに態度で表現≫

心の中で、「見てれば分かるでしょ!」とつぶやきながら、言葉には出さずに、

急いでいる様子を態度で見せる。

B・感情の単語のみを省略≫

「お客さんが来るからちょっと片づけ手伝って!」

C・感情の単語を入れる≫

「今日来るお客さんに見栄を張りたいの。お願い、手伝ってー!」

AとBは、表向きはお願いのように言っているけれど、相手には、

「これは命令だぞ。言うことを聞かなければどうなるかわかっているだろうな」のような脅し文句に聞こえているのがわかりますか?

肩甲骨の痛みを訴えている人の愚痴のデータを集めてみると、その特徴は、相手が何でもネガティブに捉えてしまうというものです。

「タオル替えておいてーってお願いしただけなのに、うちの旦那ったら、はぁ?何でおまえに責められなきゃいけないんだよ!ってキレるんです。こっちは責めてなんていないのにどうしてああいう捉え方しかできないんだろう」

「「隣の家、この前ハワイに旅行に行ったんだって」って言ったら、うちの旦那、「ああそうですか、すみませんねうちは国内旅行にもつれていけなくて!」って言うんです。別に旦那を責めている訳じゃないのに、あの被害妄想なんとかならないですかね」

この場合、相手の性格に問題がある訳ではなく、感情の単語が省略されたことにる、体の生理的な反応なのです。

それだけではありません。このコミュニケーションが続くと、群れの内部崩壊につながっていってしまうのです。

つづく


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