こどもが病気になった時(1)身代わりメッセージ
自分で自分の弱点を明確に把握していないと、
あなたのこどもが、あるいはあなたの親が、
重い病気になることがあります。
わたしはこの現象を、
身代わりメッセージ
と呼んでいます。
こどもが病気になったとき(目次)
(1)身代わりメッセージ
なぜ体は、自分の弱点を把握させるために、
本人ではなく身代わりを使うのか。
それは、
自分の弱点を把握するための言葉を学ぶ必要があるからです。
そのことばとは。。。
まずはこの質問に答えてみてください。
A・あなたが今まで生きてきた中で、どんなことが悲しかったですか?(複数挙げてください)
B・あなたにとって悲しいと感じるのはどんなことですか?(複数挙げてください)
答えが出ましたか?
おそらく、AとBは同じ答えになっていると思います。
なぜならAとBは
ほぼ同じ質問だからです。
でも、Aの質問に答える感覚と、
Bの質問に答える感覚では、
何かが違いませんか?
この違いを
もう少しはっきり感じていただきましょう。
まずはAの質問の、
悲しかったことを思い描きながら、
「あの時の◯◯が悲しかった」 のように、
最後のことばが「悲しかった」で締めくくる文章をつくってください。
それができたら、
それを声に出さずに頭の中で5回読んでください。
さて、いまあなたが思い描いている世界の中で、
あなたはなんとなく被害者になっている感覚になっていませんか?
被害者がいるところには必ず
加害者がいます。
そして、被害者と加害者という関係性の中では、
責任をとる人物は
加害者側になります。
責任をとるということは、
分析をし、適切な対策をとるということです。
そのため、あなたが被害者の場合、
あなたの悲しみが終るためには、
加害者があなたの悲しみの本質を分析して、
的確で適切な対策をとる必要があります。
そしておそらくあなたが思い描いている加害者は、
それができないでしょう。
ということは、
あなたはこれからも永遠に被害者でありつづけるでしょう。
次に、Bの質問の、
あなたにとって悲しいと感じることを思い描きながら、
「わたしは◯◯が悲しい」 のように、
最後のことばが 「悲しい」 で締めくくる文章をつくってください。
それができたら、それを声に出さずに頭の中で5回読んでください。
さて、いまあなたが思い描いている世界の中で、
あなたは被害者になっていますか?
感情を過去形で締めくくった先程とは、
ちょっと違う感覚になっていませんか?
この違いは何だと思いますか?
つづく
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