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消えたいわたしを抱きしめる18
夜の病室は寂しい気持ちになる。
なので、みんなが集まるデイルームに行くことが多かった。
車椅子のよっぴーは、多分50代くらいの女性。なのにすごく若く見える。
心が純粋だから若く見えるっていうのも、嘘ではないと思った。
「あたしね、今度お父さんに手すりを作ってもらうんだ」
畳の部屋で寝転び、嬉しそうに言う。
「よっぴーはリハビリ、頑張りまーす!」
どこまでも前向きな彼女は本当に眩しい。
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アピールポイントはありません。強いて言うなら小説が全部読めるところです。随時アップしていきます。
【私小説】消えたいわたしを抱きしめる
1,000円
私小説です。
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