"頑張れ"て言葉つかってますか?
最近息子は仕事が大変らしく、「あー疲れたぁ、クタクタだ」と帰ると言う様になりました。
親としてはもちろん心配になってしまいます。
ありがたい事に何が大変なのかなどを話してくれるので、「そうかぁ、それは大変だね」と受け止めているのですが…。
思うのは、ここで「頑張れ!」を言わない様に気をつけているという事。
思わず言いそうになるのですが、「ダメダメ、頑張っている人に頑張れと言ったら相手が辛くなっちゃう」と言葉を飲み込みます。
で、ふと思ったのですが、最近"頑張れ"という言葉を使わなくなったなぁと。
自分に対してはよく言うけど、誰か相手にはあまり言わなくなった気がします。
というか言ってはいけない世の中の様な…。
近況を報告しあってお互い大変だった時などは最後に「お互い頑張りましょう」と励まし合ったりしますが、後はあるかなぁ?
昔は良く会話で「頑張って」を使っていたと思います。
使わなくなったのがはっきりしないけど、15年位前からでしょうか?
"ハラスメント"という言葉が良く使われる様になった頃の様に思います。
頑張っている人に頑張れと言うと、相手が「え〜、もうこんなに頑張っているのにもっと頑張らなきゃない?それは辛過ぎるよ〜」となって益々負担に思ってしまうので、気遣いから言わない方が良いでしょうという世の中の流れです。
もちろん私もそんな世の中の流れにそって、疲れ切った息子に"頑張れ"を控えている訳ですが、頻繁に"頑張れ"が使われていた昭和の私は、では何と声を掛けてあげるのがいいのかつまってしまいます。
「頑張っているね」
「頑張り過ぎないでね」
は、有りでしょうか?
「無理しないでね」
「頑張り過ぎじゃない?」
これは無し?(状況を理解してない感じ)
色々色々考えてみた結果
声掛けは、浮かばないなら無理して言わなくてもいい
「うん、うん、そっかそっか」と、
ちゃんと聞いてあげればいい
元気になって貰いたいなら元気が出る料理を出したらいい
たぶん相手は私の意見を聞きたい訳では無いのだから
なんて言っておきながら、面倒な事言いますが…
私は頑張れと言って欲しい人
クタクタになるまで一生懸命やっている事
上手くいかず疲れて挫けそうになっている状態
でも自分が納得出来る所まではやり遂げたい
そんな時私は
やり遂げる為に、諦めない為に、理解してくれる人からの「頑張れ!」は何よりのエネルギーになるから
「頑張れ!」を素直に受け止めエネルギーにしたい
でもそれは私はそうだという事です
今、オリンピックが連日行われています
各競技の選手の方々、皆本当に素晴らしい努力からの結果を見せて、感動を伝えてくれています
そんな選手方はきっと、理解してくれる人からの「頑張れ!」をきっとエネルギーにして頑張って来た人達じゃないかな
「頑張れ!」は聞き手も言う側も本気じゃ無ければ伝わらない言葉
素直じゃ無ければ受け取れない言葉に
今はなったのかな、と思ってしまった
7月です
そうだ、「頑張れ!」は負けないぞ!の強さも無いと辛くなってしまうのかもしれないな
強さと本気と素直さ
息子にも「頑張れ!」を本気で素直に伝えたいなぁと思う母なのでした。
頑張れ!