日本人とロマンチック
いつも車を運転している時は好きな音楽を聴いています。
先日久しぶりに山下達郎さんのライブ曲を流していたら"bella notte"を聴きました。
"bella notte"は知ってる方も多いと思いますが、山下達郎さんの曲では無く、ディズニーの「わんわん物語」の挿入歌です。
“bella notte"(ベラノッテ)とはイタリア語で「美しい夜」という意味で、恋人達に贈るとてもロマンチックな曲です。
子供達が小さい時ディズニーのミュージックビデオをよく見ていて、その中にこのベラノッテがあり、それでこの曲を知りました。
とにかく、なんてロマンチックで綺麗な曲なんだろうと思いました。
歌詞もとても素敵で、当時もビデオに合わせて何度も一緒に歌ったものです。
山下達郎さんは日本語では無く素敵な英語ですが、懐かしくて思わず一緒に歌ってしまいました、日本語で。
歌いながら、やっぱりなんてロマンチックな曲なんだろうという気持ちで一杯になった時、フッと日本にこんなロマンチックな曲ってあるだろうか?という疑問が。
昭和生まれなりに記憶を辿ってみましたが、題名でC-C-Bの「ロマンチックが止まらない」を思い出したけど、曲そのものは全然ロマンチックではありません。
結局一つも上げる事は出来ませんでした。
もちろん私が知らないだけかも知れませんが…。
ディズニーで言えば、ベラノッテだけでは無く、アラジンの"ホールニューワールド"や塔の上のラプンツェルの"輝く未来"などもとってもロマンチックです。
何故日本にはロマンチックが少ないのだろう?
求められていないのでは決して無いと思う。
いや、逆に凄く求められていると思う。
それでもロマンチックな曲が無いのは、やっぱり文化の違いなんでしょうか?
ロマンチックって、恋愛感情を曝け出すやりとりって事ではないかと思うのですが、(ちょっと言い方悪いけど)やはり日本人にはハードルが高いからかな?
海外の方は日本人より、自分の考えをはっきり発言すると思うし、自分の感情を曝け出すのが恥ずかしいという事もあまり無い様に思います。
だから日常にロマンチックがいっぱいあるのでしょうね。
日本人はどうしても人目を気にしてしまうので、外での日常生活のロマンチックには限度が出来ちゃいますよね。
もちろん私だってそうですよ!
とてもとても無理です。
でもそうだからロマンチックに憧れてしまうのかも知れません。
日本人でロマンチックな曲が出来そうな人を考えてみると、やはり山下達郎さんや桑田佳祐さん辺りでしょうか?
ロマンチックな曲は、素敵な大人じゃなきゃ出来ないと思うなぁ。
是非日本人のロマンチックな曲を聴いてみたいなぁと思ってしまいました。
クリスマスなんて特にね。