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自衛隊コンサートでDancing in September

 子どもの合奏や合唱を聴くだけで涙腺が言うことをきかないお年頃、涙腺よわ子ことじゅんぷうです。

 この前、海上自衛隊東京音楽隊の第64回定例演奏会に行ってきました。

 わたしは今回が3回目なのですが、このご時世もあって前回鑑賞から3、4年開いてしまいました。
 今年は海上自衛隊創設70周年、東京音楽隊創立70周年というアニバーサリーイヤー。久々だし行きたい! 吹奏楽部員の14歳男子に部活を休ませ、当選はがきを手に一緒に出かけました。
 前日に区のジュニアオーケストラのコンサートに出演したばかりというほっかほかのテンションのうちに海自音楽隊の演奏を生で鑑賞できるなんて、部活やジュニオケのみんなに嫉妬されてもおかしくない体験だよ14歳。

 会場はミューザ川崎シンフォニーホール。

船みたい~! 川崎なんて何十年も前のクラブチッタ以来

 海自ファンのわたしは、ロビーに立つ制服姿の自衛官を見るだけで早くもきゃっきゃしてしまいます。ここからもう始まってる。
 ホールはステージの周り360°に客席が配置され、ヴィンヤード(ブドウ畑)型というすり鉢スタイル。しかもスパイラルになっていてゴージャスでした。ただ座席は若干コンパクト。席数制限で1席置きだからよかったけど、フル使用だったらきつかったかも。
 わたしたちは正面側でしたが、オケの真後ろの席というのも興味深い…息子もティンパニの頭上で見たいと言っていました。たしかに、指揮者を正面に見ながらというのはライブ感あるでしょうね。

息子に浅草公会堂とどっちがいい? と質問したら「公会堂」というやさしさに包まれた答えが返ってきた

 開演すると…

 ステージに音楽隊の皆さんが出てきただけで早くも感極まってしまい、心の中で盛大に感謝を叫んでいました。音楽隊をつづけていてくれて、ありがとうございます!!

 初演となるアニバーサリーイヤー楽曲『波に映るは暁の色』の作曲者、亀岡夏海さんが会場に来ていたのですが、この方、ゲームやアニメ音楽の作編曲やオーケストレーションで知られる方。「艦これ」のサントラも手掛けていて、この曲のタイトルもちょっと「艦これ」っぽいですね。

 おちゃめな樋口隊長、海自の歌姫三宅由佳莉2曹に魅惑のテノール橋本晃作2曹、クラリネットの河口3曹(ファンです)、仕事人パーカッション部隊…書ききれないほど音楽隊の魅力を堪能しました。ホールの音響効果も感動的。

 ヘンリー・マンシーニの映画音楽メドレー『シネマ・マンシーニ』のジャズ編成もかっこよくて、自然と体が動きます。「ムーンリバー」に始まり「ムーンリバー」に終わるメドレー、音楽ってすばらしいですね。心の中で水野晴郎もうなずいてます。

 プログラムラストの曲はアース・ウィンド&ファイヤー『September』。観客もみんなハンドクラップで最高に楽しみました。dancing in Septemberな夜を忘れません。

 セプテンバーと言いたい14歳、「何だっけ、あの…プリテンダー?」って髭ダン出てきちゃいましたが、帰ってきてから何度となくセプテンバーをBGMにして吹奏楽バージョンも聴いています。演奏する機会があるといいね。

 

 


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