子どものころイメージしていた大人の女性の話
サザエさんの肌年齢は実年齢-5歳の19歳だそうです。こんにちは、じゅんぷうです。
1999年あたりの旅の思い出を投稿しているうちに、
こんなに旅行してたのは、
1999年に世界が滅びる前に
と思っていたからじゃなかったかな?
そもそも結婚したのも、世界が滅びてみんな死んじゃう前に結婚でもしとくか、というノリじゃなかったかな?
と思い出しました。本当に予言に左右されて生きていたわけじゃないけど、どちらかというと刹那的ではありました。
われわれ昭和の子どもにとって1999年は大きな呪い。
この本が世に出たのが1973年。じゅんぷうが生まれたのは1972年ですが、ことあるごとにテレビや雑誌で特集され、煽られ続けてきたのです。
16世紀のフランスの医師で占星術師のノストラダムスの著書『予言集』を五島勉が解釈したもので、ミリオンセラーになってシリーズ化されたというから、どれだけ需要があったんだか。
1999年7の月に恐怖の大王が降ってきて地球滅亡。核戦争だとか天変地異だとか、当時は大王候補に公害問題や環境破壊もあったのではなかったかな。この大予言ブームからのオカルトブームで、世紀末という言葉もさんざん聞きました。あのころ夢中で見ていた松本零士先生の描く世界も、これがいつかくる未来なんだと漠然と思っていました。
とにかく私たち小学生は「大人になっても世界は終わる」と思ってたんです。大学行って就職しても27歳で死ぬんだ、と思ってた。
そんな1970年代後半~80年代当時の、私の思う27歳の女性像ってね、こんな感じだったんです。
松田優作『殺人遊戯』
この方です。
中島ゆたかさん
セクシー悪女といえば、中島ゆたか。
私の中では永遠の27歳。
東映所属の女優さんで、千葉真一作品でよくお目にかかりました。昔の映画ってオープニングで出演者のクレジットが出るんですよね。あの妙に激しくファンキーなサウンドに「中島ゆたか」の名前を見るだけで血が騒ぐんです。やっぱり男は東映ですよ。女だけど。
テレビドラマでは『Gメン’75』とか『探偵物語』、あと単発ものでなんといっても土曜ワイド劇場および火曜サスペンス劇場での殺したり殺されたりする、映った瞬間にもういろいろ匂わせてくるアダルトなあやしい女。
彼女を表すワードは美貌、欲望、嫉妬。
自分も中島ゆたかのような女の人になるというような想像はしていなかったけど、27歳の女性=なんとなく中島ゆたか。
だけど27歳になっても世界は滅びず、私はゆたかさんのようなセクシー悪女にはならなかった。土ワイの舞台になりそうなところにはけっこう行ってると思うんだけどな。京都が足りないのかも、と今思った。
最近の出演作だとこんなのも。
幸子さんにばっかり目がいっちゃうけど、右下のほうの巫女装束がゆたかさんですね。