重く暗い霧の中を疾走する『秘密の森』シーズン2で筋肉痛に
ただならぬ緊張感のせいか腕がこわばってしまい温湿布貼って視聴してました、じゅんぷうです。
塩顔・無表情のチョ・スンウの表情の変化に釘づけになりながら完走したシーズン1からタッチアンドゴーでシーズン2も完走。コロナでおうちじかんが増えてからほぼ1年。この間に見てきた数々の韓国ドラマの中で、この『秘密の森』シーズン2が、止められない一気見指数はマックス…!フルスロットルでラストまで突っ走りました。
1話を見始めた時点では、検察と警察の対立構造にまつわるディテールが難しすぎて「疲れる」に尽きるのですが、だんだん、その疲れが登場人物の苦しみと一体化してきて使命感のようなものが生まれてくるから凄い。わたしの温湿布はきっと彼らの痛みだったのだ!
シーズン1のお話の2年後からドラマは始まります。
シーズン1は犯人候補たちに振り回されて深い森の中だったけど、シーズン2は検察、警察、そして財閥ハンジョグループにからむさまざまな人物の思惑が深い深い霧の奥に隠されています。上の公式ビジュアルも霧がかかっていますね。霧の立ち込めるトンヨンの海岸から、見えない力に引き寄せられるように2年ぶりのソウルに呼び戻されるシモク。シーズン1の重要人物を回想シーンとしても登場させない演出がいさぎよかった。またシーズン1から引き続き登場しているソ・ドンジェ検事が失踪してから、あるとき以降まったく画面に映らなくなる。この演出も類を見ないのではないでしょうか(ひょっとしてスケジュール?)。
イ・ジュニョク演じるソ検事は相変わらず如才なく世渡り上手。シモクとは正反対の「人たらし」キャラです。シモクはシーズン1ではヨジンと過ごすうちに表情がゆるむ瞬間が何度かあったけど、シーズン2はほぼほぼ硬い表情。髪の分け目が若干変わって、やんごとなきお顔立ちが際立っていました。忖度せず、空気読まないのも変わらず。シモクがお昼ごはん食べようとすると必ず緊急の電話がかかってくるという間の悪さも健在でした。食べさせてあげたかった。
さて、シモクが2年間勤務し、冒頭で溺死事故が起きたトンヨンとはいったいどこ? どんなとこ? 気になったので見てみると…
ここ。
釜山から車で1時間半ほどの距離にある、東洋のナポリと呼ばれる美しい港町なんだそう。風景も生活もまったく描かれませんでしたが。ソウルからだと高速バスで約4時間とか…そんな遠いところにシモクはいたんですね。
ソウルより福岡のほうが近い。
とにかく全集中しながら疾走して大いに疲れましたが、愛すべき人たちが行くべき場所に行ってくれる、そんな希望をシーズン2に見ました。シーズン3はあるのか? シモクとヨジン、そしてヨンサン署のメンバーにはまた会いたいですが、体力いるなあ。