動画で思うお隣の国のこと
出席を取るとき名前を呼ばれたら
「はい元気です」と
健康状態を申告する風習の埼玉育ち、
じゅんぷうです。元気です。
このたびのコロナ隔離中、
こんな動画にハマってました。
まずは
昨年からよく見ていた日本好きの韓国男子
ジュジュワールドさん。
彼の動画に何度か登場していた、韓国在住の
アンニさんという脱北女性がいるのですが
福岡にやって来たアンニさんご夫婦
(だんなさまも脱北者)を
ジュジュさんが案内する動画に見事に涙腺崩壊。
一蘭でラーメンを食べたり
着物で太宰府天満宮をお詣りしたり
回転寿司に行ったり居酒屋行ったり
ドンキに行ったり…
ホテルに泊まるのも初めてのふたりが
すべてのことに純粋に感動して喜ぶ姿に
涙が止まりませんでした。
これ以前のジュジュさんの動画で
夜の地球の衛星写真を見て
〈北朝鮮だけが暗い〉
と言っていたアンニさん。
たしかに平壌だけがぽつっと明るくて
ほかの地域は真っ暗。
この真っ暗な国から
国境を越えたんですね…。
アンニさんの日本向けチャンネルもあります。
アンニさんの脱北の経緯をふまえて
日本在住の脱北YouTuberキム・ヨセフさんの
動画も見始めました。
キムさんは母や姉が餓死して
ここにいても未来はないと脱北。
一度は失敗しますが未成年だったので
留置場だけで釈放され、二度目で成功して
先に脱北したお父さんと合流。
お父さんが再婚したご縁で、
中国人のお兄さんができます。
動画にも登場する、日本在住の〈キム兄〉。
キムさんは中国語ができず
キム兄は朝鮮語ができないので
兄弟の会話は日本語。不思議な感じですね。
キムさんの落ち着いた語り口についつい
片っ端から動画を再生してしまうのです。
『愛の不時着』の北朝鮮の描写についての
動画が何本かあって、それを見たら思わず
『愛の不時着』もまたNetflixで見始める始末。
えっと、多分5周目。
やはりあの世界は
ドラマというファンタジーであるという大前提で、
それでも北の人も南の人も
その感情がリアルだと感じられるから
何度見ても泣けるのだと思う。
そんなことしている間に隔離も明け
社会復帰しました。
この前、職場に来店した韓国人母娘。
中学生ぐらいの娘さんが沢田研二さんの大ファンで
コンサートにも来ているそう!
日本語もまあまあ話せるんです。
最近浅草には韓国女子だけでなく
カップルや若い男子グループの旅行者も多いです。
もう政治に振り回されない新時代はきているのでは。
これはキムさんのチャンネルではないけど
〈外国人による日本語弁論大会〉に出場した
キムさんの弁論の様子。
こんな場でも落ち着いた語り口。
このインテリジェンス、ただものではありません。
キムさんの弁論のタイトルは「奇跡」でした。
ご自身のチャンネルの中で、キム兄と
「どうやって日本語が上達したか」という
トークをしている回があり、
おふたりとも単語は覚えても使い方が難しかった、
と語り合っていました。
キムさんは日本の歌やドラマで、
ああこういうとき使うんだと理解したり、
調べたりしたのが大きかったそうです。
GReeeeNの「キセキ」を聴いたときに
メロディもよかったし歌詞も気になって
調べたのだとか。
それって奇跡?
自分の脱北を一言で表すと
「原始時代から現代への時間旅行」
と言ったキムさん。
わたしたちが想像もできない、
命がけで切り開いた運命。
アンニさんも同じく。
隣国に住む隣人のことをもっと知りたいと思う
じゅんぷうでした。