GDPRビギナー / 短時間で学ぶGDPRの基礎と実務【第6回】日本企業からもっとも多い質問-名刺交換から取得したパーソナルデータの実務的対応
「GDPRの波に乗り遅れた」方に向けてはじめたGDPRビギナーも、今回で最終回となりました。
現在、ニューヨークにいるため日本の報道状況を詳細に把握していませんが、おそらく日本の新聞やニュースなどで「GDPR」という言葉が多く取り上げられているのではないでしょうか。
そして、これをみた企業の役員らの話題に「GDPR」という言葉がでてきたために、キャッチアップを余儀なくされた方も少なくないのではないでしょうか。
そんなことを想いながら、GDPRビギナーは、突然、担当役員から
「新聞で見たけどGDPRって何?うちは対応しなくて大丈夫?やるなら何をやるの?」
と尋ねられたときに最低限、答えられることを想定して書いてみました。
この全6回の連載が「GDPRという波には乗り遅れた」けれど、短時間で実務に役立つポイントだけをおさえて知っておきたい、知らなければならない状況に遭遇した方にとってGDPRビギナーが少しでもお役に立てることができれば嬉しく思います。
それでは、最終回となる今回は日本企業からもっとも質問の多い「名刺交換」について書いてみたいと思います。
それでは、はじめましょう。
*************GDPRビギナー / 短時間で学ぶGDPRの基礎と実務****************
第1回 GDPRの全体像(GDPR概要、BREXITとの関係、現実リスクの有無)
第2回 我が社に適用があるか否かのGDPRの対応チェックシート
第3回 効果的なデータマッピングをするために
第4回 戦略的なGDPR対応とは
第5回 DPOの選任-ドイツの特殊性も踏まえて
第6回 日本企業からもっとも多い質問-名刺交換から取得したパーソナルデータの実務的対応
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【Q7】データマッピングした結果、EEA域内の現地法人従業員が取得した顧客や潜在顧客の名刺情報をマーケティングの観点から日本本社に送っている程度でしたが、こういう場合でもGDPR対応をすべきなのでしょうか。また、日本本社の役員、従業員が出張でヨーロッパに行ったときに名刺交換した個人情報はどうでしょうか?
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