ある弁護士のキャリア形成〔12〕-弁護士がドイツ留学を選んだ理由
日本の法律のなかにはドイツを母法としているものが多くあります。
例えば、日本の商法は、ドイツ人であるヘルマン・ロエスレルによってドイツ語で草案が書かれたといわれています。
また、私が専門とする知的財産法も立法当時、ドイツ法から多くの影響を受けており、ドイツ法と非常に似た規定が存在しています。
とはいえ、ドイツに留学する法律家の多くは学者であり、ドイツに留学する弁護士というのはそれほど多くありません。
一般的に、弁護士の留学としては、アメリカのロースクールにあるL.L.