分かった気になる、C言語入門 1
こんにちは、junkawaです。
高校生にC言語を教える時、どうやって説明するのか。
そんな疑問が頭をよぎったので、書いてみました。
なんとなく分かった気になってもらう、を目的にしています。
一番小さなプログラム
プログラムには、自分が好きなことを命令できます。
プログラムに必要な最低限の記述は、
です。これが一番小さなプログラムです。
この中に、好きな命令を書いていきます。
特別な文字
命令には好きな文字(a、b、c、a1、c20_、siro、kuroなどのアルファベットと数字の組み合わせ)を使えます。
しかし、int、main、return などの「プログラム中で特別な意味を持つ文字 = キーワード」は、勝手に使うことができません。
勝手に使うと、思ったとおりにプログラムが動いてくれません。
補足:厳密にはmainはキーワードではありませんが、「分かった気になる」では、気にしなくても大丈夫です。
キーワードの一覧
キーワードの説明
intはイントと呼びます。integer (インテジャー、整数) の略です。詳しくは別のところで説明します。
mainはメインと呼びます。プログラムのメインの処理を書く場所、の意味です。
returnはリターンと呼びます。return 1 と書くと、「1」をリターン (戻す) します。だれに「戻す」か、は別のところで説明します。
特別な記号
()、{}、; には、特別な意味があります。
() は、「丸括弧/まるかっこ」と呼びます。別のところで説明します。
{} は、「波括弧/なみかっこ」または「中括弧/ちゅうかっこ」と呼びます。
この中にプログラムを書きます。
; は、セミコロンと呼びます。{} の中に複数の命令を書く時、命令と命令を区切るために、命令の後に ; を書きます。
では、好きに変えてよいのは?
キーワードでもなく、特別な記号でもないのは、「1」の部分です。
この「1」は好きな数字に変えることができます。
下の演習問題で、実際に変えてみましょう。
補足:mainのreturnでは、一般的に「0」か「1」を返しますが、「分かった気になる」では、気にしなくても大丈夫です。
実際に動かしてみよう
Wandboxでは、ブラウザでプログラムを実行することができます。
上図のオレンジ「Run」をクリックすると、プログラムを実行してくれます。
上は、プログラムの実行結果です。
Start と Finish の間の「1」は、
のreturn 1;の「1」です。
演習問題
を開きます。
return 1; を return 9; に変えます。
「Run」をクリックして実行結果が「9」となることを確認してみましょう。
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