24六分儀句会 霜月の段

実は間に合っていなかったのでした(・ω・)
そんなわけで年が変わらぬうちに(゚Д゚)

4. 小春日を抱きとめている大盆地 (芳野ヒロユキ)6点
◎ わたなべじゅんこ 風景が大きくていい。それを山の上から見ているのがさらにいい。
◎ 久留島元 京都でしょうか奈良でしょうか、壮大
◎ 髙橋梨華子 抱き止めている、と、盆地、が良い。
△ 佐々木ふく 「抱きとめている」がやや大袈裟かなと思いつつ、ただでさえ冷える盆地に暮らしていると、そう感じられるかもしれないなと思いました。

5. 恐竜の通った道に吊し柿 (久留島元)6点
◎ 黒田さつき 恐竜からの贈り物🧡?
◎ 明定朝子 何億年前に恐竜が歩いていました。あれから道が出来、家が建ち、柿を植え8年後に、物干し竿にオレンジ色の柿が吊るされいるんだね。壮大な句ですね。
◎ 佐々木ふく 本物の恐竜と読みました。
吊し柿もすでに懐かしい風景ですが、そこに恐竜をもってくることで、ノスタルジーに留まらない、三つの時代の重なりを感じました。
△ 美稲しょうこ 遥か昔と今がリンクする面白さがあります。

25. 軟膏や月光すべて吸い寄せる (山本たくや)5点
◎ 美稲しょうこ 塗りたての軟膏のてらてら具合が目に見えるようです。「吸い寄せる」の措辞で粘りつく感じも伝わってきます。そして想像したのは、きめ細かな肌。月光と軟膏、意外性がありながら不思議としっくりくる句でした。
◎ 仲田陽子 軟膏の効能が倍増しそう。もしくは新たな薬効がうまれるかも。
◯ 久留島元 軟膏って俗なものに美しい月の光。月の力で傷も治りそう


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わたなべじゅんこ
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