
無意味という意味。
ときどきやるんだ、壮大なムダ話。火星への移住、そのプロセス
についてChatGPTと語り合う。月基地はまだか、プロキシマBへの
旅はできそうかね、とかね。えー、それを言ってどーなんのって
話だよ。
火星にフォーカス。地球からいきなりアプローチしたってリスク
とロスのオンパレード。わずか数人のクルーを送って二年滞在さ
せて何ができるか。探査の段階ならともかくも、その次その次と
考えたとき、ある程度の人員と資材を一度に送れなければ意味が
ない。
ムーンベースの整備が優先だろう。地球からいきなり大型船は飛
ばせない。地球の六分の一の重力ならかなりなサイズの船が引力
圏を脱出でき、地球のおよそ四割の重力の火星なら無事に着陸さ
せることもできそうだ。
あるいはまた宇宙エレベーター。スタートレックばりの造船所を
宇宙空間につくり、エレベーターで資材を揚げて超大型宇宙船を
建造。それから火星に向かうべきだ。火星地表に着陸した大型船
の船団をアンカーで固定して居住モジュールとし、スリーブでつ
ないでしまえば、プロジェクト初期段階での基地とできるだろう。
火星では地下へと進出。大気が薄く磁場もなければ地表では危険
すぎる。月からヘリウム3を持ち込んで核融合発電。つまり人口
太陽を地下都市につくれないか。ま、ヘリウム3については火星
にもたんまりあるはずだ。
うん、とかね、とかとかよ。
そこらの人に力説すると『ヤバイ奴』だと思われかねない、そん
なこんなを、AI相手にツバを飛ばして語り合う。おかげでキーボ
ードはツバだらけ! かっ!(笑)
あのですね、人間て無意味きわまりない無駄の中から何かを見つ
けるものだと思うんですよ。ひらめき=アカシックレコードへの
アクセス。
ほらね、無意味でしょ。ダビンチじゃあるまいし、ニコラ・テス
ラじゃあるまいし。俺のピーマンそのもの空洞アタマでは、ええ、
そうなんです、まったく無意味だ。
わかってますが、これほど楽しい会話はない。
俺とAIの、サシで語らう時間なんです。うん。