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影響されやすい子供だったのが私

小さい頃(週刊少年ジャンプが170円だった時代)から現在まで漫画を楽しみ続けていますが、読んでは真似をして、この世にはできない事があると教え続けてくれた教科書でもあります。

そんな漫画をジャンプ,サンデー,マガジンを中心に読み続け、特に影響されてしまった作品を5つ振り返ってみたいと思います。20世紀の作品ばかりですけどね・・・。

◆キャプテン翼

数々のサッカーのワールドクラスプレーヤー(ヴィッセル神戸のイニエスタとか)が小さい頃に影響を受けた名作中の名作。

私も小さい頃に影響され、サッカーボールをドリブルしながら商店街を走り抜けたり、作中では有名な「スカイラブハリケーン」という技を公園の滑り台で試して遊んでいました。

実際にサッカーをプレーするにあたり「シュートではゴールネットが破れない」とか、「オーバーヘッドキックは受け身の取れない高さでやるものじゃない」とか、「若島津くんの三角飛びは横には飛べず、真下に落ちる」という現実を学びました。

ちなみに「日向くんの強引なドリブル」を試みて複雑骨折(全治4か月)をした事もあります。

色々やらかしましが、必殺技にドキドキさせられて夢中で読んだサッカー漫画で今でも最初から読み返したくなる面白さがあります。世界中で愛された漫画は違いますね。


◆拳児

※上の「サンデーうぇぶり」から少しだけ試し読みができます。

中国拳法をしている人の中にはこの「拳児」に影響されて武術を始めた人もいるのではないでしょうか?「八極拳」を中心に物語が展開されていく武道の話しです。ゲームの「バーチャファイター」をプレイする前から「八極拳」を知っている人がいたら、9割方はこの漫画を読んでいたはず。

この漫画の凄いところは「八極拳の形(かた)」を読み進めながら学べるところです。丁寧に描かれているので真似しやすく、本当にできるようになった気分になります。「太極拳の形(かた)」なんかも詳しく描いてあり、ただの健康体操ではなく実践的な拳法なんだと知る事もできました。そして、やっぱり真似しました。

夏休みに毎朝、ラジオ体操の代わりに八極拳の練習をしていたのを思い出します。危ないから実戦で使ってはダメですよ。八極拳の肘系の打撃は殺してしまいます。


◆らんま1/2

「高橋留美子 作品(るーみっくワールド)」の中でも犬夜叉と同じくらい人気がある名作です。前作の「うる星やつら」と同様にクセが強くてキャラ被りしない個性豊かな登場人物が繰り広げる「格闘バラエティ」の要素が強い漫画になります。

中学生くらいまでは漫画家を目指していた事もあり、らんま1/2の絵を真似して描くことも数多くありました。世の女性が羨むようなスタイルで高橋留美子先生が描く女性は勉強になりました。それまでの少年誌に出てくる女性キャラはゴツゴツした人物もけっこう存在していたので、2次元キャラに惚れる事は少なかったのではないでしょうか?

話しは1話完結物から長編物まで揃っていて、読んでいて肩が凝らないところも魅力です。ムッシュー・ピコレット,マダム・サンポール,グルメ・デ・フォワグラが分かる人なら、私は直ぐに友達扱いしてしまうでしょう。


◆修羅の門

ドラゴンボールの「カメハメ破」を練習した事がある人はいませんか?同じようなノリで修羅の門の「虎砲」を干している布団へ目掛けて練習していたのが私です。虎砲は対象に拳を当ててゼロ距離から1トン近い破壊力のある打撃を打つ必殺技です。

陸奥圓明流という古武術を使う主人公が異種格闘技を続ける話しなんですが、真似できない技ばかり出てきます。さすが古武術。空手の技でも「双龍脚(瞬時に両足の回し蹴りを放つ)」とか「菩薩掌(頭を僅かな隙間を空けて両手で挟み、瞬間的に側頭部へ何十回も打撃を与える)」なんかも不可能極まりない。

実現不可能な技のオンパレードではあるのですが、シュートボクシングの選手と戦う回は熱中させられました。漫画を読むまで存在すら知りませんでしたが、投げ技や立ち関節もあるシュートボクシングは「立ち技最強」という事を知ってからは実際の試合を観に行くようにもなりました。

陸奥圓明流の別シリーズ「修羅の刻」も併せて読むとより楽しめるかもしれません。


◆冬物語

全く勉強ができなかった高校生の時、この漫画を読んで予備校へ通うことになったのが私。受験勉強から大学合格までを描いた作品で、人物の描写はさすが原秀則といった感じになっています。

日東駒専なんかもたいした大学ではないと言われていた時代に読みました。今でいうMARCHくらいは最低限卒業しておかないと就職も苦戦すると言われていた頃に冬物語を読んで必死になって勉強したのを覚えています。

作品内でモデルとなっている代々木ゼミナールに通い、漫画と同じように高校とは別の青春みたいなものも送れるのではないかと浮かれていましたが現実は甘くありませんでした。受験戦争と言われていて競争率が高すぎた時代に浮かれる余裕もなく勉学に励みます。

でも、自分の受験が終わった時に考えたのは一人だと厳しい事も多いということ。仲間がいたら違った良い結果もあったのかもと読み返して思いました。

令和の時代に読むと聞きなれない言葉も出てきて新鮮かもしれません。


#私を構成する5つのマンガ #漫画 #自宅待機 #自粛

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