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スタジオディグpresents “DIG THE MOON“@月見ル君想フ

2022年6月24日(金)

青山・月見ル君想フで、「スタジオディグpresents “DIG THE MOON“」。

Gliderの本拠地である本庄市の「スタジオディグ」。その場所に所縁のあるミュージシャンたちが一堂に会したイベントだ。Gliderのプロデューサーでもある青木和義さんを中心とした青木和義&葡萄畑RevolutionZ、本庄市在住の男女デュオであるhuenica、そこに加わるゲストの町田昌弘、倉品翔(GOOD BYE APRIL)、そして最後のGliderまで、何度かのセットチェンジを挿みながらも約3時間、グッドミュージックが鳴り続けた夜だった。わけてもこの日の進行役を担当しながら、何種類かの楽器を持ち替え、出ずっぱりで全ての演奏に関与したまーちゃん=栗田将治の貢献ぶりが素晴らしく、誰かが「将治フェス」などと言っていたが、まさにそんな感じもあった。

ここではないどこかに聴く者たちを連れていくような青木和義&葡萄畑RevolutionZ、優しくあたたかながらも密度の濃い演奏だったhuenica+Glider、70年代のフォークデュオ的な雰囲気がありつつもちゃんとモダンでもあった栗田将治&倉品翔など、聴きどころ見どころはいろいろあったが、なんといってもGliderの久しぶりのライブが超最高だった。センターに立ってギター弾きつつ歌う栗田将治は軽やかながらも存在感が増した印象。栗田祐輔は歌ももちろんだがグルーヴィーな鍵盤演奏がこの夜も光っていた。テリーはベースの腕をあげたよう。そして翔平のダイナミックなドラムがライブにおいてのGliderの要であることを改めて実感。彼のドラムは本当に素晴らしい。またhuenicaのふたりがそこに加わったことでGliderのサウンドの色味が増えたような印象もあった。

40分があまりにもあっという間に感じられたが、個人的には「恋のランダバウト」「モーターサイクル・ウィークエンダー」のかっこよさにしびれ、声を出したくもなった。Gliderはもっとライブをやるべき。ライブバンドとしての可能性に満ちている。と、そう強く思った金曜の夜だった。


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