教師のメンタルを守る いざという時のためのおすすめ本 2冊目は『ストレスフリーの整理術 はじめてのGTD』デビッド・アレン著
こんにちは、junjunです。
今日で2回目になる今回のテーマは、
「教師のメンタルを守る いざという時のためのおすすめ本」です。
おすすめ本はこちら。
●『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー著
●『ストレスフリーの整理術 はじめてのGTD』デビッド・アレン著
●『反応しない練習』草薙龍瞬著
2冊目の『ストレスフリーの整理術 はじめてのGTD』デビッド・アレン著
について、これまでと同様に次の2つの柱に沿ってご紹介します。
▶︎書籍の概要
▶︎「いざという時ってどんな時?」「なぜ本書が教師のメンタルを守るのか?」
●『ストレスフリーの整理術 はじめてのGTD』デビッド・アレン著
▶︎書籍の概要
ジャンルは「ビジネス書」です。
その中でも仕事の生産性を上げ、効率化を図る「仕事術」に当てはまります。
GTD(Getting Things Done)について、ざっくりと説明すると次のようになります。
GTDとは?
著者のデビッド・アレン氏は著書の中で、「頭の中を空っぽにすること」の重要性を繰り返し述べています。
GTDは頭の中にある「やるべきこと」をすべて紙に書き出し、さらにそれを細分化していきます。
詳細の説明は本書に委ねますが、とにかくこれをやると頭の中がスッキリして、安心して「やるべきこと」を忘れることができるのです。
だって、それは紙の上に記録されているのですから。
▶︎「いざという時ってどんな時?」「なぜ本書が教師のメンタルを守るのか?」
●いざという時ってどんな時?
それはいつ訪れるかわかりません。
教師の仕事には終わりがありませんから、やろうと思えばいくらでも仕事を作り出すことができます。
学級事務、授業準備、学年仕事、校務分掌、行事関係などなど、大きなカテゴリーだけでもこれだけあります。
当たり前ですが授業は毎日繰り返されます。同じ授業はありません。
毎日5、6時間ありますから、単純に考えても1週間で25〜28時間程度の授業準備をする必要があります。
手を抜くことも簡単ですが、反対に「あれもやりたい!これも!」と増やすこともこれまた簡単です。
また、経験年数が増えれば、それなりの校務分掌を担うことになります。
ポジションによっては、自分の本心とは異なる言動をとらざるを得ない状態になることもあります。
そこにやり甲斐を見出し、楽しめるならいいでしょう。
ですが、そんな精神状態は遅かれ早かれどこかに歪みが生じてしまいます。
ですから「いざという時」は誰にでも訪れる可能性はあるのです。
●「なぜ本書が教師のメンタルを守るのか?」
そんなシンドイ状態を乗り切るには、精神力だけでは心許ないです。
どんなメンタル状態でも実現可能な自分なりの仕事術を構築することは、人間相手の仕事である教師には特に必要です。
人間相手ということは相手にも当然感情があり、それはこちらがコントロールすることは不可能だからです。
うつ症状による病休、休職(ブログ junjunblog プロフィール参照)を経て、私は自分の仕事のやり方、取り組み方を少しずつ変えていきました。
その頃、この「GTD」に出会いました。
当時私は「サラリーマン勉強島」というコミュニティに入り、休日の早朝から都内のカフェやホテルのラウンジに集まり、読書会やマインドマップの勉強会に参加させていただくようになりました。
そこで出会うビジネスマンの方の間で、多くの方がこの「GTD(getting things done)」という仕事術を行なっていました。
仕事を効率的、生産的に行うために、ビジネスマンの方たちは日々情報を集め、自分のスキルを伸ばそうとしていることに大いに刺激を受け、私もこの「GTD」にチャレンジしようと思いました。
実際にやってみると効果はすぐに表れました。
今抱えている仕事をすべて紙に書き出し、優先順位をつけながら進めていくこのやり方は、頭の中に漠然と浮かべている「やるべきこと」を「見える化」する安心感があります。
以前の私はその手間を省き、何となくやっていたため、「抜け、漏れ」がないか常に不安を抱えたり、突発的に起きることに振り回されたりしていました。
「GTD」によって日々やることを見直し、優先順位をつけ、いつやるか、いつまでにやるかを明確にすることで、確実にメンタルを守ることができるようになりました。
この仕事術は、10年以上たった今でも、その後身につけた「マインドマップ®︎」と共に、私を支える強い味方となっています。
次回は3冊目をご紹介します。
それでは次回の記事まで!