教師のメンタルを守る いざという時のためのおすすめ本 TOP3
こちらは以前運営していたブログ「junjunblog」に掲載されていた内容に、 一部加筆したものです。
こんにちは、junjunです。
ご質問をいただきました!ありがとうございます😁
👨🏫臨時休校で授業動画をつくったり、在宅勤務でもやることはたくさんあるんですけど、いつもより時間のある今のうちに、読んでおくといいおすすめの本はありますか?
教師のメンタルを守る いざという時のためのおすすめ本 TOP3
37歳の時に「うつ症状、燃え尽き症候群」と診断された後、
「なぜ、こんなことになってしまったのか?」
「これからどうやって生きて行ったらいいのか?」
と不安な気持ちに巻き込まれていた時に、その答えを本に求めていました。
たくさんの本に出会い、心の支えとなりました。
その中から2冊の本をご紹介します。
そして、最近読んだ本の中で、
「これ、もっと早く出会いたかった!」
「これ、教師は必読だ!」
と強く感じた1冊に出会ったのでそれをご紹介します。
第3位 7つの習慣 スティーブン・R・コヴィー著
世界的な名著であり、ビジネスマンには必読書と言われているそうです。
ビジネスマンが必読書なら、当然教師にだって必読書ですよね😁
過去記事にも書いていますが、この本に書かれている「第1の習慣
主体的である」という章を読んだ時の光景を、私は今でも忘れません。
やってもやっても終わらない仕事と、本来自分がやりたい仕事ができないことに、苛立ちと焦りを強く感じていました。
「何のために教師になったのか?」
「このままの状態がずっと続くのか?」
「こんな疲れを引きずって仕事をしていくのか?」
今振り返ると、この時点でかなり疲弊しきってますが、当時は、このネガティブな感情を常に引きずっていました。
その時、この「主体的である」という章を読んだ時、不満の矛先を自分以外に向けていたけれど、結局「不満」を選んでいたのは自分だったということに気付かされたのでした。
まさに「😱ガーン!」という状態でした。
当時は、血の気が引きました。
それからは、感情で「不満を選ぶ」ことを避けるように、まさに練習し、同じ選ぶならば「楽しいこと」「心地いいこと」を選ぶように、これも練習をしていきました。
それ以降、「脳のはたらき」に興味をもち、その周辺の本を読んでいくようになったのでした。
教師は、どんなに指導力を高めても、自分の力では及ばない出来事に見舞われることがあります。
そんな時、過去の私のように「不満」「不安」を選んでいては、心身共にやられてしまいます。
何を選ぶか?
それを教えてくれるのが本書です。
下記は「13歳から分かる!」とあるように、子ども向けに書かれていますが、本家本元がかなり分厚い本なので、読み慣れていない方であればこちらがお勧めです!
第2位 ストレスフリーの整理術 はじめてのGTD デビッド・アレン著
こちらの本は、「7つの習慣」と出会って少したってから出会った本です。
「自分で不安や不満を選ばない」と意識することを続けていた頃、なかなかネガティブな感情や答えのでない悩みを、ひたすら頭の中でグルグルと回していました。
とても疲れました。
この本に出会い、「頭の中にあることを、ひたすら紙に書き続ける」行為に慣れた頃、なんとも言えない安堵感を覚えました。
「ああ、これが私の頭の中にあったことなんだ」
これ以降、ことあるごとにこの手法を使っています。
もともとこの本は仕事術の本なので、仕事の面でも大変プラスに働きました。
今抱えている仕事をすべて紙に書き出し、優先順位をつけながら進めていく、このやり方は、10年以上たった今でも、その後身につけた「マインドマップ®︎」と共に、私を支える強い味方です。
指導案を書く時、子どもたちとの関わりに悩んだ時、仕事を進めていく時、本を読んだ後に自分の考えを整理する時など、頭の中にある全てのことを、いったん紙の上に吐き出すことで、頭の中のグルグルをおさめることができるようになりました。
とにかく仕事の終わりが見えなくて、押しつぶされそうな感覚を持たれている特に30~50代の先生方にオススメの1冊です。
第1位 反応しない練習 草薙龍瞬著
数ヶ月前に読みました。
「なんだよ!これもっと早く知りたかった!」
そう強く思いました。
「7つの習慣」の「主体的である」にも通じるところがあります。
物事には「良い」「悪い」はない。
それに過剰に反応する必要はない。
教師は前述の通り、自分の力では及ばない出来事に見舞われることがあります。
そこについ反応してしまいます。
つまり「悪い」と反応してしまうのです。
攻撃を受ければ「なんで?」と反応し、称賛を受ければ「やったぜ!」と有頂点になる。
いやいや、人間なんだから反応するのは当然でしょ?!
そう思いますよね。
確かに感情を殺すことなんてできません。
でも、反応の波を極力小さくすることならできそうです。
攻撃を受けても「かわし」、称賛を受けても「まあまあ」と今後の励みにする程度。これくらいなら努力次第でできそうです。(※簡単ではありませんけどね😁)
脅かすわけじゃないけれど、人間相手の仕事なので、必ずと言っていいほどトラブルに巻き込まれます。
残念ながら私の場合、この3冊に出会う前に巻き込まれてしまうことが多かったので、ぜひ皆さんのメンタルを守る武器や盾としてお伝えしたいと思います。
なぜ本を読むのか?
既に述べましたが、私が本を読む理由は、
●自分以外の考えを知るため●新しい知見を得るため
です。
もし、私があの時「7つの習慣」に出会っていなかったら、私はいつまでも自分の「不満」や「不安」の矛先を自分と自分以外の方向違いのところに向けたままでした。
たんにそれを自分が選んでいただけ、という事実を知った時、私は大袈裟ではなく、新しい人生を歩み始めた感覚でした。
漫画、小説、映画などなんでもいいから自分の興味の赴くままに本を手に取ってみてください。
もし、それに迷うようでしたら、今日の3冊から始めてみませんか?
今日は以上で終わりにします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
上手くいかない体験が、明日の教師のエネルギーです。
まずは6割目指して!Let′s Have Fun!
以上の内容は、以前運営していたブログ「junjunblog」に掲載されていた内容に、
加筆したものです。