毎年沖縄を訪れる私がおすすめする沖縄の猫スポット
私の沖縄訪問の楽しみの1つは、可愛い島猫に逢うことです。
温暖な沖縄は、全国でも屈指の猫天国。
以前、猫の島・奥武島について書きましたが、今回は沖縄本島で私が訪ねて来た、おすすめしたい猫スポットを紹介したいと思います。
桜坂通りと希望ヶ丘公園
前回の記事で紹介した、有名な看板猫がいるローカル店、「嘉数商会」
このお店の脇から細い路地を裏の方へ抜けていくと、「桜坂通り」に突き当たります。
桜坂通りは、ひょっこり猫が出没する確率が高い通りです。
桜坂通りを突き抜けて行くと、その先には「希望ヶ丘公園」の裏口があります。
希望ヶ丘公園は敷地の広い、那覇市内の猫スポットとして有名な公園です。
公園を訪れると、園内ではたくさんの猫たちが自由に過ごしていて、時々猫を目当てにやってきた人々が撮影を楽しんでいました。
今回訪ねた2024年2月は公園の工事中で、一部区間が立ち入り禁止になっていましたが、公園猫たちの存在は確認できました。
ちなみに、嘉数商会さんの猫ちゃんが、裏口を通って希望ヶ丘公園に遊びに来るところを、何度か目撃したことがあります。
壺屋やちむん通り
希望ヶ丘公園から南東方向へ徒歩5分くらい行くと、壺屋やちむん通りの入り口が見えてきます。
この通りは、沖縄の焼き物「やちむん」のお店が並ぶ通りで、たくさんの観光客が訪れています。
そしてこのやちむん通り、昔から猫の出現率が高い通りとして知られています。
中にはお店の飼い猫で、看板猫的な役割を担っている猫もいるのです。
私がやちむん通りを歩いていた時、脇道から猫が飛び出してきたので後を追ってみたら、猫は裏通りの民家の方へ駆け込みました。
そのとき、ちょうど家のご主人が玄関から出てきたので、私は、
「この子はお宅の猫ちゃんですか?」
と訊いてみました。
するとご主人は説明してくれました。
以前、近所の住人が引っ越して行ったのですが、その際に飼っていた猫たちを置き去りにしていったというのです。
しかも、10匹くらいいたんだとか。
今しがた追ってきた猫も、そんな置いていかれた猫の1匹だったようです。
猫スポットと呼ばれるエリアは、そんな無責任な置き去りや遺棄が横行しがちな場所でもあります。
猫ブームに乗ってそのようなスポットをもてはやすことは、その裏で猫の置き去りや遺棄を助長するリスクを孕んでいるのかもしれないと思うと、ちょっとだけ複雑になりました。
21世紀の森公園
2024年2月、ファイターズvsカープのオープン戦を観に行ったタピックスタジアム名護。
スタジアムの目の前は海で、ビーチに沿って広大な敷地の公園が広がっています。
「21世紀の森公園」です。
この海を臨める気持ちの良い公園にも、地域猫たちが暮らしています。
試合が終わり、私が公園を散歩していると、ちょうどボランティアのおじさん・おばさんが猫にご飯をあげているところでした。
現在、公園内には5匹の猫がいるそうです。
名護へ行ったら、海辺の公園を散歩がてら、猫を探してみるのも楽しいですね。
北谷の猫の道
私は毎年2月に来沖すると、沖縄各地のスタジアムまでオープン戦を観に行っていますが、2023年には北谷スタジアムへ観戦に行きました。
北谷は中日ドラゴンズのキャンプ地です。
そのドラゴンズvsカープの試合、カープが見事逆転勝ちしたのですが(笑)、それはともかく、スタジアム近くに知る人ぞ知る猫スポットがあるのです。
北谷スタジアムの南には海が広がっているのですが、その海岸線の一部が「猫の道」と呼ばれています。
そしてその名の通り、たくさんの猫たちの通り道となっています。
ちなみに、北谷には美浜アメリカンビレッジがあります。
アメリカンビレッジに遊びに来た際、海辺の「猫の道」に立ち寄って猫に会って行くのもいいと思います。
……以上が、私が来沖するたびに訪れて来た、沖縄本島の主な猫スポットです。
そしてこの記事を書いていたら、4月3日、台湾東部の地震の影響で、沖縄に津波警報が発令されました。
沖縄の人たちや地域猫のことを思うととても心配になり、どうか津波よ来ないでくれと祈っていましたが、幸い大きな被害は出なかったようですね。
これからも、沖縄の地が平穏であることを心から願います。
そして、台湾で被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。