見出し画像

なんでもやってあげるのは優しさじゃない

うちの主人の弟、つまり私の義弟は独身。私と同じ歳だが飛行機のチケット手配、クレジットカードの明細照会、引っ越しの際の電気ガス等の諸手続き何一つ自分でやろうとせず「どうしたらいい?」と夫に電話をしてきていた。
困ったことがなくても義母や義姉は先回りして何でもやってあげていた。
そんなことが何度もあり私は余計なお世話だと思いながらも「いい歳なんだから自分でやってもらったら?」と言ったら夫は私を意地悪だと思ったらしい。私はいつまでも親兄弟が元気でいるわけではない。自分でできたほうが本人のためだと思ったからそう助言したのに。

夫はなんでも自分で調べて、できることは自分でやる人だった。そこはいいところだと思う。しかし夫は子供たちにも自分の弟にしていたようになんでもしてあげようとしていた。父としてあれもこれもできること、知っていることで威厳を保ちたかったのかその顔は自慢げだった。しかし、私は義弟のようにならせてはいけないと何かしてあげようとする度に自分でやらせてほしいと言った。目の届く時はいいが知らないところでまたおせっかいをしていたり・・・私の言っている意味が本当にわからないようで呆れた。自分でできなくて恥ずかしい思いをするのは我が子なのに・・・それってやさしさなのか?私には意地悪にしか思えなかった。

学校の自由研究でもまるで夫の作品?というくらい手を出していた。娘は自分でやった達成感がなかったのかうれしそうではなかった。

それからその議論は私と夫の間で何度もあった。子供達が自ら「自分でやるからいい」と言ってくれたおかげで何とか自分のことは自分でやる子になってくれた。安心している。

本当のやさしさ・・本当に困った時にできないことをやってあげること。先回りのやさしさはその状況を考えて行わなければならないと今でもそれはたいせつにしている。

<a href="https://resast.jp/subscribe/290212">パパママ応援はっぴーメルマガの購読申し込みはこちら</a>

いいなと思ったら応援しよう!