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子供自身の選択制

成長の過程で学校、職業、習い事など選択する場面が多いかと思います。


私の友人と呼べるか知り合いの一人は、子供に託している夢があり「ここの学校に入りなさい。そのためにこの塾に行きなさい」とすべてをママが決めていました。「野球をやりたい」とその子が言った時には「○○(職業)になるために野球は必要でない」とやらせませんでした。ちょっとやる気のない態度や反抗的な言葉を発すると手が出ていました。この子には自分自身の夢を持つ権利がないのだろうか…と気の毒に思いました。

「野球やらせてあげれば?勉強も頑張っているんだし」とやんわり言ってみましたが「いいのいいの。そんなこと言ってるの今だけで忘れるから」と響かない様子。

その後音信不通になっていましたが、最近きっと大人になっているだろうその子が引きこもりになり社会とは切り離された生活をしていることを知りました。成長過程で押しつけやらされ勉強では限界があったのでしょう。心の歯車が狂い普通の生活すらできなくなっていたようです。そういう子ばかりではないと思いますが人格を軽視した結果なのかと思いました。いくら自分の子供でもひとりの人間ですから気持ちをある程度尊重してあげるべきと感じます。


我が家では、なんでも選択制にしました。基本本人からの申し出で習い事など始めていました。勉強は「やりなさい」とは言わなかったです。本人が必要と思えばやったらいいと思っていたからです。大まかに「ピアノをやりたい」と言った時子供の中では情報が足りないと感じ、「コンクールとか目指す先生と楽しく好きな曲を弾けるようにっていう先生とグループレッスンでみんなでやる教室とかいろいろあるよ」などと選択肢は与えます。その中で納得のいくものを考えさせるようにしました。やらされではないので大人になるまで続いたものもありました。なりたい職業には直結するものではありませんがそこで学んだ人間関係、上下関係、礼儀、協調性、感謝など人間としてとても大切なことを学べたと大きな財産になりました。


それには子供と日ごろからコミュニケーションをとること、話しやすい雰囲気が重要だと思います。親とコミュニケーションが取れている子は外でもちゃんとお話しできる子が多いように感じます。毎日短時間でも笑顔で話せる時間があるといいですね!

私が子供のころ思っていたことです。

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