「意味をズラす」を加速させる

就活サポートをしているJunjiです。

昨日はTwitterで就活生のツイートを見ていると、23卒でもすでに周りの積極的な活動と比較して、自分の行動量が少ないと感じ焦っている学生を何名かみかけました。

情報収集は大切ですが、周りの学生の行動をあまり気にすぎると、自分のペースで就活できなくなり、ぶれてくるので、あくまでも「自分の意思をしっかりと持ち、自分のペースで行動したほうがいいですよ」と何名かにコメントしました。その中でESに困っている学生からの添削も依頼もいただいたので、全力で添削したいと思います。

さて、今回は私が入っているキングコングの西野亮廣さんのオンラインサロンの約1年前の記事を紹介していきます。
（1年後はオープンにしていいルールになっているので）

そのテーマがタイトルにある「意味をズラす」ことです。

「意味をズラす（意味を変える）」とは？

そもそも「意味をズラす（意味を変える）」とはどういうことなのか？
ですが、西野さんの例だと

『えんとつ町のプペル』は、表紙カバーをとると、「えんとつ町のプペル」という日本語タイトルと、「にしのあきひろ」という作者名が消え、『Poupelle of Chimney Town』という英語タイトルだけが残る装丁になっています。
外国の絵本風にして、『インテリア』として機能するように設計しているわけですね。
こうして『読み物』から『インテリア』に意味変すると、なんと「読みたいからプペルを買う」の他に「飾りたいからプペルを買う」という新しい需要が生まれます。
ついでに言っちゃうと、絵本『えんとつ町のプペル』は、2018年頃から『ギフト』として打ち出しています。
絵本が『読み物』から『ギフト』になった時の強みは、一人が「5冊」や「10冊」の購入(まとめ買い)を検討してくれるようになること。

このように絵本をインテリアとして意味を変えています。

また、NORA美容室の例としてあげているのは

コロナちゃんが強襲する中、表参道の美容室NORAさんは、「ヘアカット」や「ヘアカラー」の【前売券】を販売し、新たな売り上げを作りました。
このとき、上手かったのは「ヘアカット前売券」「ヘアカラー前売券」という商品名の後に、『(ギフト可)』という一言を入れたこと。
「ヘアカット前売券(ギフト可)」　
「ヘアカラー前売券(ギフト可)」
こうすることで、購入者は「そうか。【ヘアカラーを贈る】という手もあるのか」と考え始めるわけで、この瞬間、美容室がギフトショップに意味変します。

こちらも美容室のヘアカットやヘアカラーの前売券を販売することでギフトに意味を変えています。

https://nora0427.base.shop/items/27400311

こんな感じで本来の意味を少しズラすことで新しい需要を発掘して、売上を伸ばすことができるということです。

多くのビジネスで使えるかも

この「意味をズラす（意味を変える）」ことですが、実は多くのビジネスでも活かせるような気がします。他にも西野さんがあげているのはAKBの握手会ですが、これはCDを「アイドルと握手できる券」に変えて売っています。本来なら1枚しか買わないものを握手券とすることで何枚も売れる、秋元さんもとても戦略的ですよね。

これを常に意識すると一つのモノで多くの価値を生むことにつながりますよね。

ただ、簡単に意味をズラすとできるかというと、そうではありません。何に意味をズラすかで需要があるかどうかも大きく変わるので、意味をズラすときに思考の訓練を何度も行うことが重要になってくると西野さんも言っています。

もっというと、元の商品やサービスを作るときもこの意味をズラすことを意識して作らないと、意味をズラしにくくなることが発生するので、最初から意識することも必要なのかもしれません。

課外活動やアルバイトでも使えるかも

私は学生の就活サポートをしていますが、この「意味をズラすこと（意味変）」を課外活動やアルバイトで使うこともできると思っています。この意味変を考えて課外活動やアルバイトなどをしていると本来の目的とは違ったアイデアが浮かぶかもしれません。もちろんアイデアを実践するにはアルバイト先等の許可がいるので、すべてできるとは限らないですが、思考するだけでも大きく違ってきますよね。

この意味変をガクチカ（学生時代に取り組んだこと）や自己PRでアピールするエピソードに入れることができれば他の学生と大きく差別化できること間違いないですね。そんなこと考えている学生は極めて少ないので。

さいごに

この「意味をズラす（意味を変える）」ことはビジネスではとても有効な気がしますので、私も常に意識していきたいと思います。

やはり思考して、実験を繰り返すことが重要なので、ちょっとしたことでも試すことを継続することをオススメします。

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