A.O.Wというバンドについて②
前回の記事は下のリンクから🔗
A.O.Wというバンドについて二回目。
やり始めたは良いが、面倒くささが勝ってしまい
急に失速して尻すぼみに結末を迎えないように努力する。
ストーリー上では、、、
まだ私とYossyさんが出会っただけなのだ。
さ、再開しよう。
アゲワンさんをブッキングしてみた
全く人気の無いYouTuberの動画タイトルみたいだが、
当時は「B.B.にアゲワンが出る」というのは衝撃だった。
前回も綴ったがB.B.は当時
「マイクスタンドが倒れただけでも怒られるハコ」
だった。それくらい厳しかった。
そんな中、血気盛んな若手だった私は激しい音楽をブッキングする事に対し、やる気に満ち溢れていた。
しかし現実は厳しく、
"同世代"のパンクシーン、ロックシーンが
一切B.B.に来ない現状を憂いていた。
そのタイミングでアゲワンさんと出会ったもんだから
「B.B.でやれないわけないっしょ、やるっしょ!」
とYossyさんが良い人だったのに安心したのか、
意気揚々とアゲワンさんをブッキングしたのだった。
当時のアゲワンさんも、鬼神の如きライブで
確実にフォロワーが出来始めていた。
カルト的な人気を獲始めてはいたのだが、
対バン含め、なかなかシーン外に広がっていかない
もどかしさを感じていた(って言ってたメンバーの誰かが)
つまり現状を打破したい男たちの運命の出会いだったのだ。
豪速缶ビール、ステージにストライク
正直、最初にどういうメンツでブッキングしたか全く覚えてない。
こんだけ煽っといて。
しかし鮮明に覚えてることがある。
アゲワンメンバーの当時の彼女がアゲワンのライブ中に
開けたばかりの缶ビールをステージに投げたのだ。
しかもオーバーアームスローで。
マジ肩強え。
絶望しながら「A.O.WもうB.B.出れないやんけ」と思い
PAの方に目をやると逆光で何も見えてなかったらしく
ただただ眩しそうな顔をしていた。
助かった!まぁまぁ歳いってるPAで良かった!
、、、今書いていて思ったが当時のアゲワンは
ライブ中ずっと照明は目潰しのみ(逆光)だった。
あれは演出もあるだろうが、やらかしを隠すための
リアル目潰しだったのか、、、
なにはともあれ無事にライブは終了した。
共同企画開催へ
無事に禊(初出演)を終えたアゲワン。
激しいステージとは真逆の謙虚さ全開のオフステージで
B.B.のPAともすっかり打ち解け、、、笑
私のイベント出演の常連になってくれた。
タイミングとは面白いもので、アゲワンと時を同じくし、
私は横浜の反好旗というバンドとも一気に距離が近付いていた。
アゲワンも反好旗も私も、それぞれ現状を打破したい、
変えたいともがいていた。
仲間は増えていくが毎回似たような対バン、
楽しければ良い腑抜けた共演者、
このままじゃダメだと焦っていた。
そんな気持ちを会った時にお互いぶちまけてたある日、
誰が言い出したかは覚えてないけど
「だったら俺たちでシーンを作ろう」
と。そうだね、と。
そこで生まれたのが
A.O.W & 反好旗 & Lit upの共同企画
"横浜キャノンボール"
だった。
続く