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蒼天航路 勝手に解説⑥ 純一戦士 呂布 と 純一軍師 郭嘉 そして 純一思想家 私

お久しぶりに私の推しの漫画である「蒼天航路」のお話です。

蒼天航路には2人の純一君が出てきます。「呂布」と「郭嘉」です。
この二つの純一君は、一体なにがどう「純一」なのでしょうか。

この「純一」についてよくわかるのが、郭嘉のエピソードです。

郭嘉は仲間の軍師にこう語るんです。

軍師っていうものは戦がどうしようもなく好きで、常に頭の中ではまだ見ぬ敵とまだ知らぬ過酷な戦を戦っているものだろうが!

 この言葉を聞いて、仲間の軍師たちは、郭嘉を純一軍師と言います。

普通の人は、ある職業に就く際、その職業に就いた時の、仕事自体が目的と言う人は、ほとんどいないと思います。どちらかと言うと、自分が生存するため、お金を稼ぐため、その手段として仕事を選んでいるのだろうと思います。

しかし、純一君は違います。例えば軍師であれば、ただ生まれながらにして軍師なのです。例えば、職業が軍師だから、軍師やってます。とか、軍師はかっこいいから軍師やってます。とか、人から尊敬されるから軍師やってます。とか、お金もらえるから軍師やってます。とか、「何かがあるから軍師やってます。」じゃないんですよ。

もう、その場所にいるだけで当然のように軍師なんですよ。

だから、郭嘉はもし曹操に軍師として雇われなかったとしても、ずっと在野の士のまま生きていたとしても、ずっと頭の中で見えない戦を敷き、策をめぐらして生きていたことだろうと思います。

自分が軍師であることに、全く見返りを求めていないのです。しかし、それだと食っていけない。だから、軍師としての食い扶持を持っている。普通の人とは順序が逆というか、そんな感じなんですよ。普通の人だったら、軍師を解任されたら、普通は別の雇い口を探すのでしょう。もし全く軍師として生きていけなくなったら、もう戦のこと考えるのはや~めた。といって、そっちの道を進んでいくのだと思います。

 しかし、純一君は違います。自分の職業によって自分の考えが変わるということはありません。どんな場合でも、どんな環境でも、常に頭の中には戦の図があり、その中で自分の策をめぐらせているのです。

 対価を貰えなくても、人から変に思われていても、全く気にしません。

 では、純一戦士とは、どういうものなのか。これは郭嘉よりも難しいんですよね。ヒントはこれだけです。曹操の、「天下とは何か?」という問いに、「竜の棲み処だ!」と答えるからです。

 この竜と言うのが一体何を意味しているのかを理解できなければ、純一戦士の意味を理解することはできないんです。どんな時でも戦う人、ではないんですよ。近いですけど違う。確かに、蒼天航路の呂布を見ると、そうとしか思えないですけどね。

 とりあえず、私の純一思想家と言う名前は、この蒼天航路から取りました。

 私は生まれながらにして思想家であると思います。でもあんたお金稼ごうとして有料記事書いてるじゃん?そう。でも、例え売れなかったとしても、そして、例えノーターをやめたとしても、私は考え続けるでしょう。そうでなくとも、ややこしいやつであることは確かです(笑)。



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