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京都 よそ者散歩 大徳寺の庭

大徳寺には沢山の庭があるので意味も無くふらっと立ち寄ることが多いお寺だ。中にある三玄院には石田三成の墓があるがこれがなかなか公開されない。本当にあるか的な思いもなくはないが資料を調べるとかなりの説明があるのであながちいいかげんなことではないだろう。見たい。大徳寺を訪ねるときは一人の方が良いように思う。自分の時間として庭を眺めながら自分に向き合うことができるからだ。そのときによって同じ庭を見ていても違う自分を見るときもある。どんな自分かって? ふふふである。夏の盛りで蝉も盛んであったのを覚えている。蝉にも教わることはあると意識をしたのは
人生で何回目だろう。いつかは霞ヶ浦近くの鹿島神社で、いつかは父の田舎の和歌山串本有田吐生(はぶ)で、いつかは下鴨神社で・・・

夏は蝉。広き庭の角にたたずみて、あぶら、みんみんの鳴き交わしたるを聴くもいとをかし。
院から院へ移りながら、待女の水をまくを眺めつつ、日影に涼をいただくもいとをかし。
箱庭に、無造作に置かるる石(いわ)を眺め、いわれを我がことにあて微笑むもおもしろし。

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岡崎純也
ラジオ「一番星につぶやいて」にご理解をくださいまして、心より感謝申し上げます😊