ウエディングフォトグラファーのギャラについて

おめでたい席を切り取るフォトグラファーですが、昔から言われる
●きつい
●プレッシャーがすごい
●給料が安い

などありますが、最近のどうなのか?と考えたとき、
ウエディングフォトグラファーとしての求人は結構減ってると思います。
またビデオグラファーの求人は写真よりかはまだある状況です。

今からウエディングフォトグラファーを目指す人もいるかも知れません。

余計なことかもしれませんが、少し立ち止まって考えてみてください。

ここ最近でもニュースになっていますが、式場を運営する会社が破産しています。それも立て続けに2件。ニュースになってないだけでもっとあるかもしれません。

式場も結婚式を上げる人の数が減ってるので運営は苦しくなっています。
それは間違いありません。

結婚式の撮影を担当するわけですが、件数が減ればギャラを出すのも苦しくなってきます。

私自身はまだギャラについては正直マシな方です。
婚礼のフォトグラファーは老いが来るとやはり見た目もあるため、だんだん合わなくなっていきます。それは仕方の無いことです。

まず大きな問題として50歳から少し上までは続けることができるが、やはり厳しくなってくる。そのぐらいの年齢までにプレーヤーから離脱して、マネージャーになることが理想でしょう。(自分で撮ることが難しくなる)

次に婚礼の件数が減っているので、仕事の量が減る。これはそのままです。
これから増えることは無いと思います。結婚する人自体減ってますから・・

次にお金事情ですが、機材はけして安いものではありませんし、メンテナンスが必要です。なのでお金がかかりますが、機材を購入して、メンテナンスしてとなるとそれなりのギャラがいるはずですが、正直まかなえないでしょう。なので安い機材を長く使うことになるはずです。(クウォリティに問題が出てくる)

以上がこれから厳しくなる点です。
年が明けてから、なにかかわってきたな?と思うようになってきました。
式場が潰れるぐらいですので、そこにしがみついていても仕方が無いと思います。

よく求人で1万〜3万5千〜とか記載があると思います。
スタートはもちろん1万円からです。多分上がっても2万円そこらじゃないでしょうか・・・・僕のスクール撮影がそれぐらいなので・・・って考えると6時間撮り続けて、家に帰って2500枚をデータ処理に半日・・・
時給いくらでしょう・・・機材費も償却しながらとなると
たべては行けないと思います。

また今後衰退していくビジネスであるのは間違いありません。
今は良くても今後を考えたとき、カメラマンだけで生きてきて、そのビジネスで食べていけなくなったとき、次に仕事に舵を切る場合におそらく苦労することでしょう。それまでにほかでなにか収入を得るビジネスモデルを持っておく必要あると思います。

ギャラが安くなる→プロカメラマンが撮影しなくなる→アルバイトが撮影する→クウォリティが落ちる→ウエディングカメラマンは質が悪いと言われる。

式場カメラマンと持ち込みカメラマン・・持ち込みのほうが、ギャラがいいため、技術は担保される可能性が高いです。しかし式場を運営している会社はできるだけ式場カメラマンを使って利益を出したいはずです。また持ち込みカメラマンには制限がある可能性が多いです。

夢の無い話ではありますが、私が直近で感じたことを記事にしました。
営業カメラマンをしていると、一つの会社や一つのことに全振りしてると、いつか厳しいときが来るということが今思うことになります。

私はまだ本業がありますが、もしカメラマンが本業だったと思うとちょっとゾッとします・・・

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