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100円レコードの楽しみ【その5】ギーゼキング メンデルスゾーン/17曲の無言歌集

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メンデルスゾーン/17曲の無言歌集
・無言歌集 第1番ホ長調 作品19b-1『甘い思い出』
・無言歌集 第6番ト短調 作品19-6『ヴェネツィアの舟唄』
・無言歌集 第12番嬰へ短調 作品30-6『ヴェネツィアの舟唄』
・無言歌集 第16番イ長調 作品38-4『望み』
・無言歌集 第18番変イ長調 作品38-6『デュエット』
・無言歌集 第20番変ホ長調 作品53-2『浮き雲』
・無言歌集 第21番ト短調 作品53-3『胸さわぎ』
・無言歌集 第22番へ長調 作品53-4『心の悲しみ』
・無言歌集 第25番ト長調 作品62-1『五月のそよ風』
・無言歌集 第29番イ短調 作品62-5『ヴェネツィアの舟歌』
・無言歌集 第30番イ長調 作品62-6『春の歌』
・無言歌集 第33番変ロ長調 作品67-3『巡礼の歌』
・無言歌集 第34番ハ長調 作品67-4『紡ぎ歌』
・無言歌集 第40番ニ長調 作品85-4『エレジー』
・無言歌集 第42番変ロ長調 作品85-6『旅人の歌』
・無言歌集 第45番ハ長調 作品102-3『乗馬(タランテラ)』
・無言歌集 第47番イ長調 作品102-5『こどものための小品(楽しき農夫)』
 ワルター・ギーゼキング(ピアノ)

 録音:1956年(モノラル)

この録音、私は全く知りませんでした。
私はギーゼキングはラヴェルとドビュッシーしか聴いておらず、また録音が古いので今まで積極的に聴くことはありませんでした。

しかし先日、たまたま中古レコード店の100円コーナーに、このレコードがありました。
私の好きなメンデルスゾーンの無言歌集だったので、即買い!しました。
聴いてみると、1950年代の演奏にしては極端なルバートもなく、重々しさもない、古さを感じさせないモダンな演奏でした。
メンデルスゾーンには適切な演奏スタイルではないかと思いました。
調べてみると、ギーゼキングの演奏スタイルは「新即物主義」というらしいです。その言葉の意味通り、感情に溺れない聞きやすい演奏だと感じました。

新即物主義(しんそくぶつしゅぎ、英: New Objectivity)は、ノイエザッハリヒカイト(独: Neue Sachlichkeit)とも呼ばれ、第一次世界大戦後に勃興した美術運動である。1910年代の個人の内面と探求の表現を目指した、主観的ともいえる表現主義に反する態度を取り、社会の中の無名性や匿名性として存在している人間に対し冷徹な視線を注ぎ、即物的に表現する。1925年、マンハイム市立美術館で開催された展覧会『ノイエザッハリヒカイト(新即物主義)』が始まり。その過酷なまでの人物描写は魔術的リアリスムという言葉を生んだ。後に音楽分野にも波及したが、ナチスの台頭とともに退廃芸術として迫害を受け収束する。

Wikipediaより


この録音は1956年のモノラル録音ということで、音質に不安がありましたが、純セレブスピーカーで聴いてみると、全く問題ありませんでした。
純セレブスピーカーの良いところがココです。こういった古い録音を聴いても、全く古さを感じさせない。それどころか、録音によっては、むしろ生々しく感じることがあるくらいです。

以上です。

純セレブスピーカーとは?

ダンボール紙の箱で出来たスピーカーです。想像を超える良い音がしてびっくりしますよ。

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