English Learnerです。講師です。<1>はじめに
日野原重明先生の言葉に「人生とは時間である」というものがあります。30~40代にかけて、生きる意味とは何かを考えてばかりだった私ですが、この言葉を知ってからは、ずいぶんと気が楽になりました。同時に、限りある命、人生をどう生きるべきかを真剣に考えはじめました。
そこで生まれた、ひとつの目標が「これまで生きてきたなかで感じたことを、文章にしてシェアしていこう」というものです。
少し、自己紹介させてください。
私は、6年前から、とある英会話スクールで講師をしています。最初の数年間は、高校生以上のクラスを教えていましたが、昨年から小中学生も教えさせていただくようになりました。
英語の資格はというと、実用英語検定準1級、国連英検B級、TOEIC915点。決して自慢できるものはありません。それでも、英語講師になってから、自分の英語力は伸びている気がします(TOEICのスコアは、60点上がりました。もとが低すぎて、伸びしろがあったのだと思いますが)。
1)レッスンは、基本的に英語のみで行うので、会話力、とくに生徒さんのレベルに合わせた語彙を使って話す力を伸ばせる機会に恵まれている
2)ネイティブスピーカーの同僚たちと働いているので、毎日英語で会話できていること
3)日々少しずつではあっても、英語を勉強していること
などの理由が挙げられると思います。
また、勤務校では、カウンセリングを重視していて、生徒さんたちには定期的に学習方法についてアドバイスをしています。人さまにアドバイスさせていただく限りは、どういう勉強法が効果的なのか、意識せざるを得ません。万人に効く学習方法というものはなく、あくまで、一人ひとりの目標や個性に合わせてカスタマイズするものだと思っています。
とはいえ、こと英語学習についていえば、上達の早い方、着実に力をつけていく方には、やはり共通項があるのだと、これまでの経験で感じています。ですので、今日からはじめるこのシリーズでは、そうした方々の秘訣をご紹介したいと思います。
同時に、私自身も一生涯、English learnerだと思っておりますので、私がこれまで試して効果があったと思う方法についても書いていきたいと思います。
語学には、苦しい部分もなくはありません。でも、アスリートが一見、地道で苦しいトレーニングにも楽しみや喜びを見出して、上達していくように、苦労自体も楽しんでいけるお手伝いができれば、これほど嬉しいことはありません。
限りある「時間」という名の人生を、ほんのちょっとでも英語学習に使っていらっしゃる方、私も仲間です。
一緒に、英語の世界を楽しんでいきましょう。学びを楽しみましょう。
【写真について】
Jeff Bezosの自伝。Kindle Unlimitedを利用しているので、無料で読めます。まだ読みはじめたばかりですが、序盤から、とても面白いです。