日本語 根ほり葉ほり
『日本語 根ほり葉ほり』森本 哲郎(もりもと てつろう),1991,新潮社
校正の学校で練習問題として出されたもの。
面白いと思い、Amazonで一円で購入。
ジャーナリスト、評論家である森本哲郎さんが
気になる日本語を根ほり葉ほり色々な角度から検討しているエッセイ。
本来の意味を調べると「ん?」と引っかかってしまう流行語。
今や当たり前に使われている「おしゃれ」「かっこいい」という言葉も、
この本が出版された当時はまだ市民権を得ていなかったようだ。
自分が普通に使ってた言葉たちを「軽薄だ」とぶった斬られた。
森本さんの感覚は自分にも心当たりがある。
未だに「エモい」という言葉を使うことに抵抗がある。
当時付き合っていた彼が「エモい」の語源となったパンクロックのジャンルひとつであるイーモウ(emo)が好きで、語源を力説してたからだ。
今も昔も変わらないなぁ、そう思う番が自分にも来たかぁ。