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千葉大学松戸キャンパスに行ってきた その1
JR松戸駅から20分くらい歩いて最後
坂道をあがっていくと日本で唯一の園芸学部のある千葉大学松戸キャンパスに到着。
会場の戸定ヶ丘ホールにて
千葉大学院園芸研究院の岩崎先生の園芸療法の講座を受講してきました。
受講生は福島、埼玉、愛知、兵庫、大阪などの遠方からもこられていて、造園、ランドスケープデザイン、看護師、学生、教鞭をとられている方、個人の方など。
早咲きの桜がきれいに咲いていました。
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【ガーデンセラピーを学び始めるきっかけ】
私が初めて岩崎先生の講座を受講したのは2019年3月に大阪のATCで開催された園芸療法のセミナーでした。
当時、植物をつかったディスプレイの案件やプレゼン資料では、バイオフィリックデザインやウェルビーイングなど空間で植物が人にあたえる効果のデータを目にする機会が増えつつあった時期で、自分の仕事でも活用したいと思ってガーデンセラピーの活動について学び始めました。
2019年当時学んだことは
アメリカでは戦争によって心を病んでしまった人に対して軍事病院で取り入れられていたこと、ヨーロッパではノーマライゼーションの取り組みの一環で福祉政策に影響をもたらしたこと、日本では東日本大震災がきっかけで関心がたかまって、研究が進んだこと、特に阪神淡路大震災がおこった兵庫県は園芸療法士の育成に力を入れていることなどでした。
【アフターコロナのバイオフィリックデザイン】
コロナ前の案件の多くは、オフィス空間に植物を取り入れたデザインの需要が多かったのですが、岩崎先生の講義では、コロナで外出が制限され、職場以外からでも仕事ができるようになったことで、オフィスを緑化することから、もともと緑化されている場所にワークスペースを設ける取り組みもでてきているとのことでした。現在、東京の都心で行っている、7つの項目データを比較する実証実験についてもお話されていて、もともと緑化されている場所に設けられたワークスペースで仕事した場合といつものオフィスで仕事をした場合との比較で、興味深い内容になっていました。
【身近な緑地で働く新しい働き方】
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岩崎先生に松戸キャンパスミニツアーでご案内も頂いたのでまた機会を改めてnoteします。