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道南の未来を選ぼう (向山じゅん演説要旨)

今回の選挙は、「道南の未来を選ぶ選挙」です。
この道南を前に進めるのか、それとも現状維持でいいのか。

全道で1-2を争う急激な人口減少、26年続く函館の地価の下落、
人口減少の危機は、担い手不足というだけではなく、学校がなくなる、インフラの維持、医療体制の維持、治安の維持という私たちの生活に関わる喫緊の危機です。

バブル崩壊以降、失業率が高く就職氷河期といわれた時代、
民主党政権時代6重苦といわれ、大企業すら儲からず空洞化した時代、
コロナ禍、さまざまな危機を乗り越えて、
日本経済は、30年間のデフレからようやく脱しつつあり、
未来に向けた岐路に立っています。

「大企業だけが儲かっていて私たちの生活はまだ苦しい」

今、必要なのは、その動き始めた日本経済を
国民一人ひとりの豊かさにつなげていくための施策です。

・日本の9割を占める中小企業の皆様が給与を上げられるように、
 下請け関係での価格転嫁ができる取引環境を整備すること、
・非正規雇用と正規雇用の格差を是正すること
・公的に決まっている医療福祉などケアに関わる方々の処遇を改善していくこと

これらの施策が必要です。

また、東京一極集中で先行している経済、
この点でも地方・地域経済へ波及させていくことが重要です。

その上で、問いたいのは、

「道南の声が国に届いているのだろうか」ということです。

「ラピダスが懸念」「ふるさと納税制度が懸念」
批判と懸念だけでは何も前に進みません。

リスクを負いながらも、成長に向けて挑戦を続けなければ、
この危機を乗り越えることはできません。

今、北海道は全国で最も注目されている地域の一つです。

・インバウンド6000万人に向けた観光の最前線
・食料自給率38%の中で200%を誇る日本の食糧生産基地としての重要性
・再生可能エネルギーや寒冷地特性を求めてデジタル産業が参入

2030年以降に北海道新幹線で函館と札幌がつながる時に、
道南は、その人材が札幌に吸い取られる地域になるのか、それとも日本有数の発展をみせるのか。

インバウンドの周遊ルートを考えたときに、木古内から先の江差・松前につながる高規格道路を整備する。
新幹線が函館駅に乗り入れなければ、JRの駅がなくなって、観光の顔の駅前地区が衰退してしまう。
医療福祉のモデル地域になり得る資源があるのだから国のデジタル戦略を使っていくべきだ。
漁業や農業、日本の根幹を支える産業を支え、成長産業化するために
現状の所得を安定させるため、養殖支援や海業の推進、六次産業化や研究開発投資、そして、輸出支援を行う。

まだまだ、できること、やらなければならないことが沢山あります。

強い経済がなければ、根本的に私たちの給与が上がっていく道筋がなければ、
若い人たちが「挑戦したい」と集まってくる場所にならなければ、
分配をすることができません。

教育に投資する、科学技術に投資する、子ども達に投資する。年金を底上げしていく。
分配だけを語るのは、耳触りが良いですが、好循環でなければ長続きしない。
それらを実現するためにも私たちの地域を前に進めていかなければなりません。

私が自由民主党から立つのは、
国の最も重要な責務は国民の生命と財産を守ることだからです。
現実的な外交・安全保障戦略を持っているのは自民党しかありません。
安保法制について「違憲部分の廃止」を公約で掲げながら、
「国際社会から相手にしてもらえない」と代表が方針を変える。
国を守る気概のない、現実性のない政党に、
政権運営を任せることは絶対にできません。

しかし、自由民主党の看板を背負う中で、この半年間は本当に苦しい思いでした。
政治資金の不記載の問題は、当然、国民の皆様の理解は得られないものです。
一所懸命働いたら、報告をして、納税をする、
この民間では当たり前のことが政治でできていなかった。
毎日街に立つ中でも、多くの厳しいご意見をいただきました。

でも、だから自民党を止めよう、ではなく、
だからこそ、向山じゅんに託してほしい。
新人として真っ白で、民間経験を持って、主婦としての感覚を持って、
「当たり前のこと」を政治の世界でも実現していきます。
税金を使うものは公開をする。政治資金規正法の宿題をきっちり進めます。
古い自民党を打破して、皆様と新しい自民党を、政治を作っていきたい。

「新人には何もできない」と相手候補は公言します。
確かに、私はベテランに挑んでいく、横綱に挑む、挑戦者です。
全身全霊をかけて、正々堂々ぶつかっていくしかありません。

しかし、挑戦者を「何もできない新人」と否定してしまっていいのでしょうか。

私たちの地域は、今、若者が出て行ってしまうという人口流出に苦しんでいます。
経験が足りなくても、意志を持って、変えたいという気持ちを持って
挑戦をしていく、そうした若者を引き寄せなければなりません。
だから負けるわけにはいきません。

どうか、向山じゅんに 皆さんの力を貸してください。


向山じゅん

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