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自民党の意思決定:総務会メンバー就任

自民党の総務会のメンバーを拝命しました。

総務会は、常設では党の最高意思決定機関であり、総務会長のもと、党三役も同席し25人のメンバーが議論をする場です。全会一致を原則としています。

自民党においては、政府が予算案法案等を閣議決定する際、閣議決定前に党内の了承を得なければならないとするルールを1955年から持っていますので、全ての予算や法案、そして党の人事などの重要事項が総務会を通過します。

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https://www.jimin.jp/member/officer/?group=group5

私は、自民党の真髄は意思決定にあると思っています。

政権与党である以上、言いっぱなしではならず、難しい問題、意見が分かれる問題でも結論を出して進まなければなりません。

例えば、103万の壁について、国民民主党の古川税制調査会長が、
「財源をどうするのかは、政府・与党が責任を持って考えてほしい。」
というご発言をされました。

自民党は、政権与党であるゆえに、耳触りが良い一時的なポピュリスト的を盲目的に取ることはできません。政策を将来に渡っての影響や国益を考え、責任を持って決め、進む政党でなければならない。103万の壁で言えば、財源をどうするのか、とりわけ地方財源に影響を与える部分についての議論などに結論を出していくことが必要になります。

だからこそ、党内で侃侃諤諤の議論がなされます。

政策の個別議論をするのが政策調査会の傘下にある各部会や調査会です。(先日、水産部会での議論を少しご紹介しました。)
例えば、今がピークの税制改正の議論は、「マルバツ」と呼ばれる会議で、○△×と優先順位をつけている個別の税制のメニューに対して各議員が一度だけ発言を許され、なぜその税制が必要なのかを渾身の一撃で説得し、税調のインナーと呼ばれる方々が総合的に判断する。そのような税制調査会の仕組みで調整をしていきます。

自民党の議員の思想や政策面の主張の幅広さに驚かれる方もいるかも知れません。

逆に、この幅の広さが党の強みであり、とにかく容赦なくそれぞれの意見をぶつけ合う。一方で、意思決定をしたら党議拘束として一致団結する、この意思決定の仕組みが党を支えています。

そして、自民党の仕組みについて、また、中での議論について
世の中に知られていないというのも実情です。

今回、少数与党となり国会での政策論戦がよりオープンな形で行われています。大変厳しい政権運営ではありますが、意思決定の過程をできる限り有権者に知ってもらい、幅広い意見を戦わせ、ご判断いただく意味では、一つの機会なのではないかと思います。

また、選挙期間中に交付された2000万円の件などはじめ、不透明な意思決定もあると言わざるを得ず、近代政党化するためにガバナンスの課題は多くあると思っています。だからこそ、現状の仕組みをよく知った上で、より良い党となっていくために、現実的で責任ある改革を推進できる人材でありたいと思います。

「新たな記録をつくりましたね」
初回の総務会の場で、森山幹事長から声をかけられました。
当選してすぐの一期生の就任は初だそうです。

党幹部や閣僚経験者がずらりと並ぶ中ですが、
私の一席は北海道の代表として総務会に送られている立場です。
しっかり重責を果たし、また、次世代への党運営についても考える素地を作りたいと思います。

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